今回は30年近く野球をやって来て、実際にやってみて後悔したことについて話していくよ
オススメの練習方法や、日々の練習で心がけるべきポイントについては今まで数多く解説して来ましたが、今回はちょっと視点を変えて
野球の練習で「やらなければよかった。」と後悔したことについて述べます。
【結論】野球の練習で「やらなければよかった。」と後悔したこと 4選
結論から申し上げると、野球の練習で「やらなければよかった。。」と後悔したことは以下の4つです。
あくまでも僕個人の1つの体験談ですので、絶対やってはいけないというわけではありません。
自分自身が必要だと思ったのであれば怪我には充分注意しながら積極的にチャレンジしていきましょう。
早速一つずつ解説していきます。
冬場の遠投
基本が低い時期の遠投はなるべく避けた方がいいです。
気温が低いと筋肉が冷えて硬くなるスピードも早くなり、
思うように筋肉が動かないといつもとはバランスの違う投げ方になり肩への負担が大きくなってしまいます。
そもそも遠投自体そこまで必要ではないと個人的には思います。
メジャーリーガーのキャッチボールを間近で何度も見ましたが。
まぁ遠投とかやらないですね。
海外の野球選手からしたら、
せっせと空に向かってボールを投げ上げてキャッチボールする光景を見たら
Why Japanese people !?
となるでしょう。
そもそも上に投げ上げる動作が野球のプレーに存在しないからです。俗に言う山なりのボールですね。最初は受け手に届かなくてもいいのでボールを低く伸ばす意識を持ち続けた方がよっぽどプレーに生きると言えます。
どうしても遠投をやりたい人は、十分に筋温が高い状態にしてから投げる球数を極力少なく定めて行い、さらに連日の遠投は避けるべきです。
体を大きく使って下半身から上半身へ、さらには指先のボールへ力を伝える練習の趣旨としては間違ってはいないと思いますが
遠くへ投げようという意識が自然と出力を高めるので肩への負荷は大きくなる事は認識しておくべきです。
僕は冬場の遠投で肩甲骨の骨挫傷とインピンジメントを起こして3ヶ月ほどまともにボールを投げられなくなりました。
最終的には出来る限り力は使わずに強いボールを投げられる事を目指すべきかと思います。
最小の力で最大の力を発揮できれば怪我のリスクは大きく下げられます。
早朝トレーニング
早朝トレーニングといっても普通に6時や7時ごろに起床して9時くらいからトレーニングをする事ではありません。
ここでいう早朝トレーニングとは、朝方の4時や5時台のまだ皆んなが寝静まっている頃にトレーニングする事を指します。
結論そんな事はやらない方がいいです。
周りとの差をつけたい!とギラギラした思いを持って行動することは間違いでありませんし、むしろいい事ではあると思いますが
しっかり食べてしっかり休む
これが抜け落ちてしまうとパフォーマンスは向上しません。
栄養、トレーニング、休養のバランスは常に意識しましょう。
やった感だけでは本当の力はつきませんのでご注意を。
実際、僕は早朝4時半に起きてメディシンボールをブン投げまくっていたりウエイトトレーニングをしていた時期がありました。
目的は体が小さい分、筋力を向上させてパワーアップしたかったわけなんですが。
まぁ体重は減っていくわ体力が回復しないわでただ大変なだけでした。
そりゃそうですよね。日中も日が暮れるまで練習してるわけですから。力が全く出なくった経験があります。本末転倒もいいところです笑
あと、朝から大きな音がでるよトレーニングは普通に近所迷惑です。こっぴどく怒られました。
極端な長距離走
遅筋が優位になって野球の瞬間的な爆発力(スタートダッシュやスローイング、スイングスピードなど)に必要な速筋の発達が少なくなったように思われます。
おかげでマラソンは得意で短距離は苦手です。
もともとの身体能力や自分の努力不足もあるかとは思いますが、小さい頃の長距離走が少なからず影響しているのではと思うので
アップの段階で
体を温める、ふくらはぎや太ももの筋肉をジョギングで刺激してポンプ作用を強くして血流を良くする目的でやることは理にかなっているので問題はありませんが
「走り込む」=「長距離」にならないように気をつけましょう。
あくまで野球に結びつけるのであれば
ショートスプリント(短距離走)やバウンディング(跳ねたり跳んだりする動作)を多く取り入れるべきです。
長打を打つための練習
昨今の野球界では、ボールを遠くへ飛ばすためのトレーニングや打ち方が注目されています。
野球人であれば誰しもがもっと遠くへ飛ばしたい。そう思って以下のようなことにチャレンジした経験はありませんか?
僕もその一人で、少しでも遠くへ飛ばすために様々な方法をにトライしてきましたがことごとく失敗しました。
なんなら元々の打ち方も忘れて大スランプになったこともあるくらいです。泣
その一番の原因は、自分の打者としてのタイプを理解せずにやみくもにホームランバッターの打ち方を真似してみたり、現状の筋力や柔軟性に合っていない打ち方にしてしまったからでした。
無理なフォーム変更や急激な筋力アップを目指しては怪我に繋がってしまいます。
補足しますが、あくまで僕自身は長打を量産するタイプでもないのに、背伸びをして長打を打つために時間を割き過ぎてしまっただけで
体格に恵まれていたり、体重が軽くてもヘッドの使い方や体の使い方が上手い選手は積極的に「長打を狙って打つ」ためのチャレンジをすることをお勧めします。
得点力に直結するOPS数値を上げるためには長打は必要不可欠ですからね^^
体が小さくても遠くへ飛ばす感覚や技術を持った選手もたくさん見てきたので、体の小さい野球少年や球児もがっかりする必要はありません。
かく言う僕もアジア圏の大会でホームランを打ち、並み居る大男たちを押しのけてホームランキングのトロフィーをもらったこともあります。ただの奇跡ですが。笑
あくまでも自分はどういった適性の打者を目指すべきかは、自分自身の目指す打者像とチーム方針の両面から考える必要があると思います。
野球の練習で「やらなければよかった。。」と後悔したこと 4選まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、30年近い僕自身の野球人生のなかで
「やらなければよかった。。」と後悔したこと4選について解説しました。
最後にもう一度まとめると
以上になります。
気づかないうちに今回の内容に当てはハマっている選手は一度自分のやり方を見直してみてはいかがでしょうか^_^