WBCでヌートバー選手の【選球眼】が注目されてから、当ブログの選球眼に関する記事が爆読みされるようになって、逆に恥ずかしい気持ちに苦しめられている。
どうも部長です。
今日は【超有料級】盗塁したい人必見 盗塁のコツ総まとめというテーマでお話していきます。
で私、野球選手として28年間、全日本入り5回、日本一3回、現在会社員をやっておりまして。
おそらく、この記事を見ている貴方は、
授業中に「盗塁 コツ」とかってググっちゃって
- 猛烈に盗塁したい!
- 盗塁の成功率を上げたい!
- 足を生かしたプレーがしたい!
そう思ってGoogle先生に質問している状況かと。
もしくは、足が速いお子さんをお持ちの野球狂の親御さんかもしれません。
しかし、
そんな状況かもしれません。
そんな悩みをお持ちの皆さんを勇気づける有料級の盗塁のコツをお教えしていこうと思います。
あ。ついでに当ブログの選球眼に関する記事です。↓
昼休みのうんこ休憩の時に見てみてください。
盗塁したい人必見 盗塁のコツ 【結論】
結論から申し上げますと
盗塁は、足が速くなくてもできます。
じゃあどうすれば盗塁って成功するの?
という疑問に対して、以下6つの視点を備えることで盗塁が可能となります。
- 盗塁のコツ 極意① ぼんやりモード
- 盗塁のコツ 極意② 変化球投手か否か
- 盗塁のコツ 極意③ 捕手のジェスチャー
- 盗塁のコツ 極意④ 投手の初動
- 盗塁のコツ 極意⑤ 二遊間のアンテナの感度
- 盗塁のコツ 極意⑦ 握りの盗み見
そう思ったあなた。
ご安心ください。
上記のうち1つでも実践できれば、成功確率はグーンと上がります。
なんなら、上の7つから複数条件を絡ませられれば、ギュインと来ます。
早速解説いきますバッチコイ。
盗塁のコツ 極意① ぼんやりモード
大前提のお話になりますが、
皆さん、いざ盗塁するときに
ピッチャーの事をガン見している人が結構いるんじゃないかと。
結論コレNGでして
基本的に盗塁が上手い人は、ピッチャーの事をぼんやり見ています。
なんでガン見がダメなのかというと
絶対成功、一撃必殺、一点集中、気合最強ガン見モードは、
今回説明する盗塁の成功率を上げるために必要な情報が入ってこなくなるからです。
その他にもデメリットがありまして、
ざっと羅列すると
ピッチャーがセットポジションを長く持ったり、ランナーと駆け引きをしてきた時に
といったように、メチャクチャ脆いランナーに成り下がります。
僕自身もかつては、
盗塁=生死をかけた大勝負
くらいのマインドで盗塁を敢行していたわけですが、
と思うようになって、プロで盗塁王を獲った数名の選手や、足はそこまで速いわけではないのに盗塁が上手い選手に教えを乞うて、盗塁技術の向上を図ってきました。
そんな中で、多くの盗塁上手プレーヤーが言っていたのが、ぼんやりモードでした。
このモードをマスターしてから、部長自身も成功率があがったと感じます。
盗塁という一瞬の勝負を仕掛ける時こそ、
頭は冷静で、不意を突かれても対応ができるバランスを保ちつつ、色々な情報(後述します)がスッと入ってくる状態がベストです。
そんな人は、一回バガボンドを読めばいい。
日々、ギリギリの勝負をしている球児の皆さんだったら、
本作は1回読んだら沼ります。
面白すぎて8回は読み返すことになると思います。
小遣い貯めて買うが吉。
盗塁だけではなく、バッティングにも、守備にも、もちろんピッチングにも活きてくるほど作中に学びがてんこ盛りです。
「頑張り過ぎること、張り切り過ぎること。全力集中がいかに危ういことか」
もはや部長の人生のバイブルです。
そう思うのであれば、
リードをした際に投手の事を鼻くそほじりながら見る。くらいぼんやりと見る。
これ大前提の必須設定です。
緊張や硬直が盗塁の成功率を下げることにつながるので、敢えてこんな表現にしてますが
「ぼんやり見る」を「ボーっと見る」と勘違いしてランナーをやったら一瞬で終わるのでお気を付けください。
では2つ目いきます。
盗塁のコツ 極意② 変化球投手か否か
皆さん、毎度試合するたびに、相手投手が変化球投手(変化球が得意な投手)か否か把握していますか?
初めての対戦でも、相手投手が変化球投手(変化球が得意な投手)か、速球派投手かは見分けがつきます。
当然、変化投手であれば、配球に変化球の割合が多くなり、盗塁するには好条件です。
これに関しては着目点が2通りあります。
ファストボール系の変化球投手か
ただ変化球をいっぱい投げるから、盗塁しやすいっていう甘い世界ではなくてですね
その変化球の球種にも成功率は影響します。
カッターやツーシームを主体とする、いわゆるファストボール系の変化級投手は盗塁には適しません。
なぜなら、捕手までの到達時間にフォーシームと大差がないからです。
フォーシームよりも捕手に到達する時間が長い変化球(カーブ、チェンジアップ、スライダー、シンカーなどを駆使する投手)の時の方が成功確率は上がるので、その点注意しましょう。
変化球投手の時に着目するポイントの2つ目が
2ストライク後の捕手のサインへの反応の仕方
これは、中々に盗塁の深い世界に突入した話なんですが
2ストライクを追い込んだ後の、
いざ決め球にて雌雄を決する!
的な場面があると思うんですが、その時に、捕手のサインに投手が力強く頷いたら
変化球です。(正確には変化球の確率が高いです。)
そりゃそうですよね。だって自信のあるボールが変化球なんですもん。
そのあたりは、試合中に決め球が何なのか。捕手のサインに首を振って投げている球種は何なのか、捕手のサインに激しく頷いた時の球種が何なのかを
よ~~~~~く鼻くそほじりながらぼんやり観察しましょう。
盗塁のヒントになります。
盗塁のコツ 極意③ 捕手のジェスチャー
そう思ったあなた。ご安心を。
捕手のジェスチャーで盗塁の確率を上げることが出来ます。
もっと突っ込んだ話をすると、
例えば、
相手捕手が主将、かつ相手監督は怖い。
とかっていうシチュエーションだと
次の変化球は低めだ!!!ワンバウンドで良い!!浮かすな!!!ボールで良い!!!俺が必ず止める!!!浮いて打たれたら監督にイカれる!!!
的なジェスチャーを責任感と恐怖感満載でやってる捕手が、結構います。
これはもうランナーからすれば。
ごっつおーさん。です。
完璧なスタート!とまでは行かなくても、普通にスタートを切れれば、投球はワンバウンドになる確率が高いので、ワンバウンドを処理して、セカンドへ完璧な送球はプロでも難しいです。
必然的に成功率が高まります。
これに関しても、目は投手をぼんやり見つつ、
周辺視野の中に、捕手のジェスチャーを捉えて、
「あ。メッチャ低くってジェスチャーしてる。盗塁もしくはパスボールの準備ですな」
と考えられれば、ワンランク上のランナーになれます。
2塁ランナーの時は、捕手のジェスチャーまで見やすいですが、1塁ランナーの時は捕手のジェスチャーまで視野を広げるのは、まぁまぁ訓練が必要ですが、意識して見れるようにしましょう。
一枚の葉にとらわれては、木は見えません。
盗塁のコツ 極意④ 投手の初動
さて、こっからレベル上がります。
皆さん盗塁談議で、投手の初動について話が盛り上がってますか?
今日のテーマの中で最重要ポイントがこちらです。
冒頭述べた、ぼんやりモードを自分のものにできれば、なんとなく見えてくるハズです。
投球動作に入る前の予備動作の事で具体的に言うと、
- 重心がずれる
- セットしたグラブから動く
- 肩から動く
- 膝から動く
いっこずつ解説をカマしていきます。
重心がずれる
投手のセットポジションって千差万別です。
ルール上、セットポジションで確実に静止してからの投球しか認められていません。
この静止したポジションを仮に0とすると、
投球モーションに入る前に、重心を数センチだけセカンドベースに動かしてから投球動作に入る投手がいます。
これは何もセカンドベース方向に限った話ではなく、ホームベース方向に微妙に倒れてからモーションに入る投手もいれば、
一塁ベース方向に体を倒してから牽制してくる投手もいます。
つまり、足が上がってからスタートではなく、
足が上がる前の予備動作の時点で、投球することが分かる投手が稀にいます。
ほんの数センチの世界ですが、ぜひこの記事に出会ってここまで読んでくださった貴方には
ここまでこだわって、相手投手の動き方に注目してみてください。
そう言いたくなる気持ちも分かります。
しかし、残念ながら分かります。
「見るともなく全体を見る」主人公の宮本武蔵のある意味の師匠的な人物である沢庵坊が言っています。
できます。
今日からやって見ましょう。
その能力を手に入れると、自チームの投手の初動まで見えるようになり、
盗塁を決められてしまう機会が減り、失点が減り、ひいては勝つ確率が上がり、自らの盗塁でチームの勝利に貢献し、皆ハッピーです。
セットしたグラブから動く
重心が動かなくても、グラブを動かしてから投球モーションに入る投手もいます。
これもさっきと一緒です。
足が上がる前に、グラブが動いたらスタート。
これだけで0.1秒、先の世界に貴方は存在することになります。
グラブが動いた0.1秒後の足が上がったタイミングでスタートを切る選手が殆どです。
しかし、あなたは0.1秒先に盗塁を仕掛けています。
0.1秒は数センチ~十数センチ違います。これかなりデカいです。
ぼんやり集中してなんとなく気合入れて見てみましょう。
肩が動く
これは肩初動パターンです。
例えば右投手の時、1塁ランナーを警戒するために、やや左足を開いて1塁ランナーを目で見れるようにセットする投手は、肩初動が多いです。
ぼんやりポカリ飲みながら見てみましょう。
膝から動く
膝パターンは、セットポジション時に足をまっすぐ伸ばしてセットしている投手に多いです。
投球動作に入る前に、膝を折ってタメを作る為に、初動が膝になってしまう投手もいます。
じゃ、初めから膝少し折っとけよ。
とも言いたくなりますが、そこは自分の中に留めて、、、
ごっつあーす。で盗塁を決めましょう。
盗塁のコツ 極意⑤ 二遊間のアンテナの感度
これディレードスチールを仕掛ける時に、効果抜群です。
フシギバナにリザードンの火炎放射くらい効き目があります。
結論、二遊間が盗塁やディレードスチールへの警戒心がどれくらいあるか。って話で、
その警戒度合いは3項目あります。
- 投球が捕手のミットに収まった時に、1塁ランナーを二遊間がチェックしているか否か
- 盗塁かと思われるスタートを切った際に、「走った!!」などと反応を示しているか。
- 捕手が投手にボールを返球する際に、2塁ベース方向にバックアップに素早くカバーに来ている習慣があるか。
この3つです。
投球が捕手のミットに収まった時に、1塁ランナーを二遊間がチェックしているか否か
これ、良い二遊間は絶対にやっています。
要はディレードスチールへの警戒を緩めず、仕掛けてきたときにベースカバーに遅れないように1塁ランナーの挙動をチェックしています。
逆をいうと、ミットに収まった瞬間に、ランナーの挙動をチェックしていない二遊間だった場合、ディレードスチールの成功確率はグンと上がります。
自身がランナーでもチラッとチェックできますし、ベンチにいても確認できます。
スタートを敢えて遅らせるスチールですが、2塁ベースカバーが居なければ盗塁は100%成功します。
捕手にディレードスチールだと気づかれても、二遊間が気付かなければOKです。
お試しあれ。
盗塁かと思われるスタートを切った際に、「走った!!」などと反応を示しているか。
二遊間が1塁ランナーへ意識が及んでいれば、偽装スチールを仕掛けた時に「走った!!」などの反応を示します。
偽装スチールは、無駄に相手チームに盗塁への警戒感を強めてします可能性もあるので、
誰かが偽装スチールを仕掛けた時に二遊間がどう反応しているか確認する。くらいに留めることをオススメします。
反応を伺う。少しでも揺さぶる。油断を誘う。ウケを狙う。という意味ではアリっちゃアリかなとも思います。
※川崎選手は超真剣にやっていると思います
捕手が投手にボールを返球する際に、2塁ベース方向にバックアップに素早くカバーに来ている習慣があるか。
これも二遊間の日ごろの習慣を利用した、ディレードスチール成功のための方法です。
捕手のミットにボールが収まったら、すぐに2塁ベースに小走りでバックアップにこない二遊間は、ディレードスチールを仕掛けると慌てて2塁ベースにカバーに来ますが、
大抵間に合いません。
貴方は盗塁成功と引き換えに左ももでボールを受け止めることでしょう。
盗塁のコツ 極意⑥ 握りの盗察
投手が捕手とのサインのやり取りをしている時の、ボールの握りを見てみましょう。
グラブの中にボールを収めてサインのやり取りをしている場合は、実行できませんが
投げる側の手でボールを持ってサイン交換する投手の場合、捕手とのサイン交換後に握りを変える投手がいます。
例えば、フォークの握りでサイン交換をして、そのままセットポジションに入ったらチャンスです。
「握り」とは少し異なりますが、
別のケースでいえば、ストレートの握りでサイン交換をした後、グラブが異様に広がる選手がいます。
画像でお見せできないのでなかなか伝わりにくい所だと思いますが、、、
言うなれば、
ストレートのときは、グラブが「シュッ!」っとしているのに、フォークや変化球の時は
グラブが「ぱっかーーーーん」となっている事もあります。
ぱっかーーーんとなっていたら、思い切ってスタートを仕掛けましょう。
【超有料級】盗塁したい人必見 盗塁のコツ総まとめ
本日の内容をおさらいすると以下の通りです。
- 盗塁のコツ 極意① ぼんやりモード
- 盗塁のコツ 極意② 変化球投手か否か
- 盗塁のコツ 極意③ 捕手のジェスチャー
- 盗塁のコツ 極意④ 投手の初動
- 盗塁のコツ 極意⑤ 二遊間のアンテナの感度
- 盗塁のコツ 極意⑦ 握りの盗み見
まとめると、24歳の時に自分のリード幅を忘れるという、
リードイップスを発症し、その時の1塁コーチャーが
りーりーりー、、、、りー、、り、r、、r
え?リードのギネス記録やん。
アウトになりました。
以上です。
バガボンド読もっ