本記事では野球の道具は高いものを使うべき?安い道具でも大丈夫?といった素朴な悩みについて個人的な見解を述べていくとともに、筆者自身が小学生の頃に影響を受けた父親の言葉を紹介したいと思います。
この記事を通して野球をやる上で道具を選ぶ時の大切してほしい心構えについて述べていきたいと思います。
- 道具にこだわるべきか、、、
- なるべく安く済ませるべきか、、、
親御さんであれば
と思う方もいらっしゃるでしょうし、実際にプレーする球児であれば
といった思いがあると思います。
そんな悩みを抱えた親御さんや球児のために少しでも参考になればいいなと思います。
野球の道具は高いほうがいい安いほうがいい?【結論】
いきなり結論ですが
極論を言うと「どっちでもいい」です。
球児がいる各家庭の経済的な事情もあるので、道具の値段に対する考え方は人それぞれでいいと思います。
ただそれでは解決にはならないと思いますので、25年以上の野球経験を持つ筆者が、実際にたくさんの高い道具や安い道具を使用してきて感じてきた経験をもとにあえて言うのならば以下の2点です。
- 野球初心者のうちは安い道具で全然OK
- 相場がわかってきたらできるだけいい道具を早い段階で一度は使用してみる
なぜそう思うのかその理由についても解説していきたいと思います。
高価な道具と安価な道具。それぞれのメリット・デメリットについても解説していきたいと思います。
野球初心者のうちは安い野球道具で全然OK
初心者のうちは安い道具で全然問題ありません。
スポーツ店の店頭に並んでいる道具やセール中の道具でもいいでしょう。
始めたての頃は純粋にボールを打ったり捕ったりする楽しさを追求することが大切です。
格好から入ることが悪いことだいいたいわけではありませんが、初めは値段ではなくて、自分だけの野球道具と言うスペシャル感を大切にしてほしいと思います。
といって野球をやめたらめちゃくちゃ勿体無いですからね^^;
誰もが初めはボールを取るのも、バットにボールを当てるのも大変です。
技術がないうちは最低限ボールが取れるグラブで、普通に打ったボールが前に飛んでくれるバットなら十分です。
安くてもプロ野球選手の〇〇選手モデル!みたいなかっこいい道具を販売しているお店はたくさんあります。
憧れの選手モデルの道具を揃えれば、憧れの選手に少しでも近づけるように努力するためのモチベーションにもなりますからとてもいいことですね^^
ただあまりお勧めできないことが1点あります。
最近ではネットで道具を変えたりする時代ですが、できるのであれば店頭で実際に道具を触ってみて質感を感じて購入するべきだと思います。
安い野球道具のメリットはコストを最小限に抑え野球を純粋に楽しむことを重要視したい場合に最適でしょう。
早い段階で高価な野球道具を使用してみるのもアリ
ずっと価格の安い野球道具でプレーすることが悪いわけではありませんが、ある程度の技術が身について、野球道具の相場がわかってきたら早い段階で一度は高い道具を使ってみることをお勧めします。
理由としては、僕自身が父の教育方針もあって割と早い段階で一級品の道具に触れたことがのちに様々な影響を受けることになったと思っているからです。
その一級品の道具とは小学6年生の時に、父親に買ってもらった5万円程する高価なグラブでした。
7歳から野球を始めていたこともあり当時12歳だった僕も5年ほど野球をやって来たので、5万円のグラブという価値の大きさは小学6年生なりにとんでもない「金額」ということは何となく分かりました。
当時、使っていたグラブがボロボロになったこともあり、新しいグラブを買いに野球道具の専門店へ連れていってもらいました。
店頭に並んでいる商品を眺めては、いろいろなグラブを触って「これがいいかな」「いや、こっちのもいいな」など次の相棒を探していた時に父は言いました。
そろそろ一ついいものを注文してみたらどうだ?
初めから良いものを使う必要はないが、
ある程度その道を経験したらとにかく良い物を使え。ちょっと背伸びしたくらいの道具を使ってみた方がいい。
いいもの。わるいもの。
高いけど自分に合わないもの。安いけど自分に合うものもある。
とは言え、その金額の高さは12歳なりに認識していましたので
と当時は戸惑いましたが、結局は父の
「金額じゃない。価値で判断しなさい」
その一言で、初めて手にした高価なグラブで練習に励むことになりました。
そこで分かったのは、こだわりの一品を持つことでモチベーションの維持や絶対に上手くなろうと言う決意を固めるのに大きな意味をもたらせました。
いい道具に見合った選手になろうと思うのは至極、自然なことですからね^^
当然、耐久性や機能性も優れていたこともあり、その頃から技術的にも大きく伸びたと実感しています。
高価な道具の価値は、ある程度の相場を理解してから使ってみることで本当の価値に気づきやすいと思います。
ただ高価な道具にこだわりすぎるて全ての道具にお金をかけると際限なくコストがかかりまくるので注意が必要です。
この道具だけは妥協しない!と言うポイントを一つだけ決める程度でも十分です^^
野球の道具は高いものを使うべき?安い道具でも大丈夫? 【まとめ】
本記事の内容を最後にまとめると
極論を言えば「使用する道具は高かろうが安かろうがどっちでも良く、問題はその時の自分にとって価値のある道具なのか?」と言うことです。
そしてその価値は、競技経験と野球道具の相場の把握ができてきた頃合いで、ある程度の金額がかかる高価な道具を使用することで
- 高価だが自分に合わない道具
- 安価でも自分にマッチした道具
が存在するんだと言うことが分かる価値ある経験になります。
初心者こそ道具に金額をかける必要はありませんが、競技経験が長くなってきたり技術の向上に伴って早い段階で金額に縛られないこだわりの道具を使用することで、さらにレベルアップを目指していきましょう。
筆者自身も様々なメーカーの道具を使ってきましたが、その中にはこだわり抜いた高価な道具を長く使うこともあれば、安い道具でも愛着を持って使い、耐久性に欠けてすぐに消耗してしまった場合でも積極的にリピートする道具もあります。
現に試合も700円くらいの野球用ではなく作業用の牛革の手袋で出ていますからね。笑
バットはこだわった高価な一本ですが、芯の部分の塗装が剥げたバットです。多少劣化していても長く握り続けたバットほど打席で安心するものはないと言う僕自身の価値観からです。
人によっては、試合はなるべく新品の道具を使いたいと言う人もいるように、自分の価値観に沿って道具を使用しましょう。
ちなみにグラブは1年に一個です。毎年変えています。お金一番かけています。自分の中で一番お金をかけるべきポイントだと位置付けているからです。
冒頭でも述べましたが、あくまでも野球の道具は価格ではなく自分にとって価値があるかどうかで判断するべきだと思います。
金額に縛られない自分だけのこだわりのアイテム達で、個性的なプレーヤーになっていきましょう^^