器用すぎるがゆえに人のフォームを真似して自分のフォームが一生決まらない迷える子羊が一人は必ずいる。
ハイ。お世話になります。当ブログ運営者のぶちょーです。
今回のテーマは
「つながる打線の正体について」というテーマで記事にしていきたいと思います。
で私のプロフィールです。
こんな感じの生い立ちです。
興味のある方は、見ていっていただければと思います。
さて皆さん
「打線を繋げたい」けど「繋がらない」
そう感じている選手やチームは腐るほどいるんじゃないかと思います。
私自身も、30年近く野球をしてきた中で、「打線がつながらず、接戦で負けた」なんてことは
星の数ほど経験してきたと言った事がある人の数ほど経験してきました。
そこで今回は「繋がる打線の正体」について、完全に独断と偏見で説明していきたいと思います。
繋がる打線の正体 【結論】
結論、大きく下記の5項目に分けられるんじゃないかと。
↓↓↓↓↓
- 無数の型
- セオリーから外れた時の免疫力
- 役者
- 打線 前後の打者がよき理解者であること
- 「山場」のセンサー
上から順に、完全なる独自の切り口で偏見ほざいていこうと思います。
繋がる打線の正体① 無数の型
これ何を言っているのかというと、
チームによって戦い方の「型」ってあると思うんですが、
例えば、1番が選球眼が良くて四球取れて、2番がバントが上手くて、三番がバッティングが上手でイケメン君。みたいな毎度おなじみの得点パターン的なヤツです。
勿論、得意な得点パターンがあることは素晴らしいことなんですが、
一方で、相手にとっても、分かり切ったお決まりの得点パターンってことになるんです。
要は、1番が選球眼が良くて、、、←ここを抑えられたら、得点の確率がグーンと下がってしまっては打線がつながりにくくなってしまうんですね。
※先頭バッターがアウトになった時点で、得点の確率が下がるのは統計学的にも皆さんの経験則的にもお分かりだと思います。
つまり1番が打ち取られても、点数が取れるあらゆるパターンがチームに共有化されていますか?
ということです。
このケースで例えるなら、監督だけが「1番がアウトでも、2番は右投げの速球派に強くて、今日のケースなら長打も期待できる。ワンチャン長打で得点圏において3・4番に任せるか、」
みたいな青写真(イメージ)を選手も持っておく(もしくはイメージが出来る)ことが大切だと思っていまして
点を取る為に、打席に立ってバットを振る。ただそれだけが選手の役目ではなくて、
色んなパターンで点数を獲る経験を打線として積み重ねることが選手の重要な仕事だと思います。
要は
点数を取るまでのイメージが常に溢れ出ている状態で試合終了まで戦うこと
これは、中間テストで初めに自分の名前を書いて、名無しの0点を未然に防ぐ事
くらい大切な武器になりますし、先生にとっては名無しの0点を与えられない脅威の生徒です。僕は名無しの0点を8回ほど食らいました。
「〇〇が打たなければ」「〇〇さえ押さえれば」
ノンノンノンですよ。
はじめの一歩を読んだ方なら分かると思いますが
幕ノ内一歩のように、最強のワンパターンを持つのか
鷹村 守 のように「なんでもできる」選手になるのか
どっちがいいですか?
ぜひ考えてみてください^^
どっちが良いとか悪いとかはないので、考えるキッカケになれば良いかなと^^
繋がる打線の正体② セオリー戦略から外れた時の免疫力
先ほど話した、得点パターンの型の話とは矛盾する部分ですが、
打線を繋げる為にとっても重要な要素になるのが
セオリー戦略から外れた時の免疫力これもめちゃくちゃ重要です。
そう思いたくなる気持ちもわかります。
そっと抱きしめて優しく解説します。
分かりやすい話でいうと、
5回裏、4対1で負けているとします。
この回から相手投手が2番手に変わっています。
7番の田中君が四球で出塁して、0死1塁で8番バッターが1割台で、パワプロで言ったら調子アイコンが紫色のゼーハーゼーハーマークの僕だったことがあります。
皆さん、何を考えますか?
この辺かと思います。
これ僕の実体験から話させてもらうと、
④のダイジョーブ博士に出会って診察してもらう
って事は残念ながら1回もありませんでした。
結論コレ何のサインが出たのかっていうと
「打つな」のサインだったんですね。
そう思ったかもしれませんが、
だとするのなら代打でいいでしょう。
本当の狙いは、打率1割台の僕でも、
今まさにマウンドに立っている投手の状態であれば
打率1割台のうんち打者の僕の方が出塁確率が高いと読んだわけですね。
結果、僕も「打たせず」出塁で、無死1・2塁。
そう。このイニングで一気に同点の青写真を描いていたそうです。
僕は危ない橋は渡らないタイプの思考で、
だとてっきり思っていたんですが。
打たずに「連続四球」→「ランナーが溜まってビックイニング」の確率の方が高いと踏んだわけですね。(試合後に監督にその狙いを確認しました)
経験の少ない僕は、その時は正直「代打、もしくはバント」くらいしか思考が及びませんでしたが、結局そのイニングにビックイニングを作って6-5で勝つわけですが、
とてもじゃないけど、自信を持って打てる状態ではなかったとしても
「打たない」という戦略が勝利に結びつく経験をしました。
この時に「セオリー戦略から外れた免疫力」が必要だと感じたわけなんですね。
一般に言うセオリー通りの野球で負けるなら、
その反対に
勝つためにセオリーをぶっ壊して戦うことも時には必要だってことですね。
セオリー通りの野球しかできずに試合に負けたら
それはセオリー通りに負けた以外何物でもないですから
ここを強く認識しておいてほしいです。
しかしながら、セオリーから外れた時の免疫力は、ぶっちゃけ指導者の力量によるところが大きいと思います。
ゲームマネジメントする側の人間が、
意図して日ごろのゲームから要所でセオリー外の戦いを組み込んで、
どんなサインでもビックリしない。意思疎通が取れたチームを目指せば、
自チームとしては「いつも通り」、相手チームにとっては「何を仕掛けてくるのか分からない」という、勝負において重要な関係に引きずり込めるワケですね。
是非とも選手には
「なるほど、その狙いで勝負を仕掛けますか」というマインドに仕上げていってほしいですね。
「え?なんでそのサインなん?」
「サインがそう出されたらから、そうしただけ」
このマインドで、繋がる打線はありえないと本気で思ってます。
ですので、日頃から選手は、意図や狙いが分からなかったら聞く事を心がけましょう、
「繋がり」は狙いや想いが共有されて生まれていくことを認識しておくことが大切です。
繋がる打線の正体③ 役者
これどういう事かっていうと。
何も、一人何役もこなす小栗旬のような一流の役者さん
っていう意味ではなくてですね。
持ち場持ち場でいい味出せる人間がいるの?いないの?
僕の中の役者の定義は、まさにそんな感覚の観点でいますと。
念のためGoogle先生に千両役者について教えてもらったら
こんな事が書いてありました。
千両役者とは?
千両役者(せんりょう やくしゃ)とは、江戸時代に歌舞伎役者の中でも、特に人気を誇り、大衆を魅了した者を表した語。彼等は、1年に千両を超えるほどの高い給金を得た事から、こう呼ばれるようになった。歌舞伎の演目には、千両役者のみで配役される演目も存在したという。現在では、プロスポーツ選手のうち、抜群な技能で観衆を沸かせる者のことをたとえて「千両役者」と呼ぶこともある。対義語は大根役者。
引用:Wikipedia
この解説をみて思い出したことがあるんで皆さんに共有します。
皆さん「合唱コンクール」って中学生のころやりませんでしたか?
僕が通っていた中学校では年に一回の合唱コンクールがありまして、
4クラスしかなかったんですが、それぞれのクラスがバチバチに対抗心を燃やして
どのクラスが最も完成度の高い合唱に仕上げるか、命がけの戦い的なものがありました。
その時の女子たちの、「負け=退学」くらいに思わせる本気度たるや。
まあそれはいいとして
合唱コンクール
緊張感と静寂に包まれる体育館で
指揮者がゆっくりとタクトを振るい
伴奏者が鍵盤に指を落とす
歌い始めの滑らかな入りは
女子たちの、か細く繊細な声で
情景を観客へ想像させた後
次第に急展開を見せる歌の中のストーリー。
そこに必要になるのが、男子たちの野太い声
一方で、部活で声を出しすぎたハスキーボイスな学生も合唱に味を添えます。
傍ら、音程こそ合っていないけど一生懸命歌っている生徒もいます。
彼らが一つになって、物語はクライマックスを迎え、指揮者の采配で
再び会場は静寂に包まれ、次第に観客席から拍手が沸き起こる。
そんな経験をされた方も多いのではないのでしょうか?
色んな選手がいて、総じてチームの形やカラーが出てきます。
要するに何が言いたいのかって、
それぞれに見せ場は存在していて、見せ場を「らしく」表現できる個人が多いチームは、強いって話です。
見せ場で役割を演じれる。これ大切で
良い味出してるクラス(チーム)が優勝するのは合唱コンクールも野球も一緒だったのは経験上から間違いんないんじゃないかと思います。
「らしさ」ってなんやねん。
エモい言葉に耳傾けるほど、飼いならされた人間ちゃうで。
って思う人もいるとは思いますが
反論は甘んじて受け止めます。愛してう
繋がる打線の正体④ 前後の打者の良き理解者でいること
皆さんここで1つ質問です。
あなたが仮に6番で試合に出ていた時、
5番打者のホクロの位置知っていますか?
7番打者が使っている柔軟剤はレノアですか?
それともハミングですか?
僕はダウニー派です。
余計な情報が入りましたが
これ結論
前後の打者の良き理解者は「俺」
そんなマインドを持った選手が連なると打線ってのは繋がりやすくなります。
皆さんよく耳にすると思うんですが、
投手と捕手が夫婦の関係に例えて、色んな場面で用いられることがあると思うんですが。
なぜか打線については、残念ながら例え話で用いられることが無いですよね。
実際、打線って曖昧で
繋がったら良い打線、繋がらなかったら悪い打線。
と線引きされがちです。
そこで重要なのが、自分自身が前後の打者の良き理解者でいること。なんですね。
勿論、全ての打者が最高の打撃スタイルを手に入れることを目指して、毎日毎日バットを振っていると思うんですが、
全員が毎試合猛打賞なんてことはありえない訳です。
ですので、自分の前後を打つ打者のタイプを良く理解し、自分がどう役立てるか。
を考えることが、繋がる打線を作るうえで大切だと思っています。
前の打者が早打ちで、浅いカウントからガンガン打ちに行った方が良い成績だと分かっていれば
とか
と考えたり、
前の打者が、粘りに粘って四球を取ってくれた。
初球の甘いストレートを思い切って打ちに行けるシチュエーションを作ってくれてありがとうベイビー愛してう。
といった感じで、後ろの打者とも、狙いだとか戦略を、言葉なしで共有できるチームこそ
繋がる打線が育っている良いチームなんじゃないかと思います。
繋がる打線の正体⑤ 「山場」のセンサー
最後が、今日の記事のまさしく山場です。
「山場」のセンサー。
みんな、持っていますか?
考えたことありますか?
僕の肌感覚だと、このセンサーを高感度で備えているチームは
少ないと思っています。
逆にどんなチームが大半なのかというと
- 最初から最初まで、ワーワーお祭り騒ぎ
- ノったらお祭り、押されりゃ葬式
この辺りなんじゃないのかと。
最初から最初まで、ワーワーお祭り騒ぎ
これは、
- 馬鹿みたいに明るい人間が奇跡的に集結したチーム
- 馬鹿みたいに元気な奴に引っ張られてお祭りモードに突入しているチーム
- 監督に「声出せ」指令で演じているチーム
とか色々あると思うんですけど。
結局、どれも少し違うと思ってまして、
と言うのも
「打線を繋げて、点数を相手より多くとって、試合に勝つ」
という趣旨から外れてもーてるやん。
と思ってます。つまり打線を繋げることを意識した取り組みではないと言えるんじゃないかというわけです。
ここに関しては、チーム全体の「山場」のセンサーが欠かせないと思っています。
これどういう事かっていうと、
そのゲームの勝ち負けを決めるターニングポイントってものが、毎試合必ずあると思うんですけど
俗に言う、エラーだとか四死球だとか。俗説的に唱えられ続けている事象も、もちろんゲームの山場になり得ることは多々あるんですけど
僕自身はもっと深い所に、山場とか隙ってものが隠れていると思いまして
ざっと上げるとしたら
どれも大切なセンサーですが、敢えてこの中で、センサーの感度が最も試されるのは、
「我慢」と「徐々に」と「一気に」の意識共有
これだと思ってまして、
山場と言っても一概に「好機」とは言えない訳ですよね。
相手の猛攻を耐える山場もありますし、
相手の背中が見える位置まで確実に・堅実に詰め寄る山場もありますし
その試合のラストチャンスの可能性が高いとするならば、「一気に」ひっくり返すことを目指す山場だってあります。
冒頭で僕の過去の話しをチラッとしましたが、
「徐々に」追いつくために確実に点差を縮める山場だと認識していた僕と
「一気に」を意識していた監督とでは、山場のセンサーが違っていたんですね。
幸いそのゲームには勝てましたが、一方で自分のセンサーの鈍感さに危機感を覚えた経験ともなったわけです。
ぜひ、自信のチームで試合後に「今日の試合の山場」を整理して、チーム全体の感度を高めましょう。
皆が「ここだ!」と共有できるセンサーがあれば、打線のみならず、守備においてもきっといい影響が沢山出てくるはずです。
繋がる打線の正体 まとめ
今回記事にした内容は以下の通りです。
- 無数の型
- セオリーから外れた時の免疫力
- 役者
- 打線 前後の打者がよき理解者であること
- 「山場」のセンサー
最後に話をまとめると
僕が打率が0割台だった時に
付けてもらったあだ名は
「事故待ち」でした。
以上です。