・海外の野球って日本とどう違うんだろう? 興味がある。
・初めて代表に選ばれた!海外の野球のざっくりした情報が欲しい。
しかも!
そのホームランは逆方向へのホームランでした。もう笑うしかありません笑
守備中や攻撃中には指笛で意思疎通を図り、プレーの連携を取っていました。(サインを盗んで指笛で伝達しるんじゃね?と疑惑が生じましたが、対策をしてもその上を越えてくるんでやっぱりシンプルに力があることだけはハッキリとわかりました。)
それからイレギュラーバウンドをとっさに素手でキャッチしたり、こっそりピッチャープレートからではなく、こっそり30センチくらい前から投球してるとゲーム中に指摘されたりしていました。笑
控えめに言ってメチャクチャかよとも思いましたが、それが彼らに取っては当たり前なんですね。日本の正々堂々とプレーする概念とは大きく異なる点かもしれませんが、国も文化も違いますので「何があっても織り込み済み」という気持ちで戦う必要がありました。
彼らは厳しい経済状況から脱するために、ナショナルチーム入りを目指し海外遠征をするその途中で亡命し海外への活路を見出す選手が多数存在したそうです。
事実、キューバチームの1人が大会中に亡命していなくなったということを僕も経験しました。文字通り彼らは命懸けなわけです。そんな彼らを倒すには並々ならぬ覚悟が必要なことは容易に想像できますよね。
野球の母国 アメリカの野球
様々な豪速球投手と対戦した経験の中でも、後にも先にも150キロ代前半のツーシームと160キロに迫るフォーシームを体感したのはこの時だけです。
「これがワールドクラスか」そう打席で感じれたことは僕の野球人生の大きな財産です。2020年現在で今もなおMLBで活躍する投手や野手と対戦した経験は今回の記事で最も伝えたい部分です。
これから世界を相手に戦っていく若い世代に伝えていきたい経験でもあります。
結果的に4−2の満塁ホームラン一発で負けてしまいましたが、それ以上に差を感じたのはアメリカチームの
野球の母国である我々は負けるわけにはいかない。いや、負けるわけがない。
という日本人の美徳とされる奥ゆかしさや謙虚な姿勢からはかけ離れている「強い気持ちからなるもの」だと思います。
この辺りは、日に丸を背負うにあたり
国を背負って戦うことの意味をこれから日本を背負って戦う若い世代の皆さんには是非忘れて欲しくないなと思います。その重みを十分に感じ、プレッシャーに打ち勝ってこそ本物の強さを手に入れられると信じ突き進んでほしいと思います。
野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
モンゴル、スリランカなどとも海外で試合をした事があります。当時はまだ大きな差がありましたが、彼らの技術力の向上スピードにも目を見張るものがあります。
野球が好きなことも当然あるのでしょうが、スポーツで大きな夢を叶える想いをもった選手が沢山出てきているのではないでしょうか。
大差がついても何かを学びとろうとする姿勢がありましたし、最後まで向かってくる闘争心は非常に勉強になりました。
恵まれた環境で野球ができる我々日本人の比にならないほど彼らは必死です。
きっと近い将来、このような野球がこれから普及していく国々から名プレーヤーが誕生しMLBやNPBに挑戦状を叩きつける選手が出てくることを個人的には楽しみにしています。
日本代表として世界と戦いそこで見たもの 各国の野球の特徴 【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、日本代表として世界と戦いそこで見たもの 各国の野球の特徴をまとめました。
最後に本記事をまとめると
- メジャー思考を感じる韓国の野球
- 日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾の野球
- 我々の常識は彼らには通用しない。キューバの野球
- 野球の母国 アメリカの野球
- 野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
それぞれの国の思惑がぶつかり合う真剣勝負は本当に楽しかったです。
韓国は徴兵の免除をかけて大会にのぞみ
キューバは亡命して母国の家族を養うため
親日でもある台湾は、日本の野球を超えるため
アメリカはベースボールの聖地としての誇りを守るため
大好きな野球に真剣に向き合う野球新興国
それぞれの想いが強烈でした。
これらはあくまで僕が実際に世界と戦って経験した事実と率直に感じた各国のイメージではありますが、これから世界を舞台に戦う若い可能性たちに少しでも参考になれば嬉しいです。
僕も一応日の丸を背負ったものとして、これからも日本の野球が世界一であり続けるために、引き続きこのブログを通じて貢献していきたいと思います。
俺は田舎のチンチクリンだし!!
「日の丸を背負う」それはそれは並大抵の事ではありませんでした。僕にとっては。笑
「俺こそがサムライ!!」と思てる人がきっとプロへ行くんだとは思いますが。まあ実際そういう人らがプロ行ったわけで、、、。
まぁそんなこたぁ置いといて、今回は経験者として感じた世界との違いを発信していきます!
世界大会やアジア圏の大会に出場した経験を元にこれからのアマチュア野球界が世界を牽引し続けるために必要な事を考察していきます。
ではいきましょう。
各国の野球の特徴(経験談)【結論】
本記事では主に4カ国(韓国、台湾、キューバ、アメリカ)と野球新興国を含めた僕が体験して得たそれぞれの特徴を紹介します。
- メジャー思考を感じる韓国の野球
- 日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾の野球
- 我々の常識は彼らには通用しない。キューバの野球
- 野球の母国 アメリカの野球
- 野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
早速ひとつずつ解説していきます。
メジャー思考を感じる韓国の野球
MLBのデータ分析を積極的に導入し、極端に守備シフトを引くこともしばしばありました。
また、トレーニングの導入もMLBの思考を取り入れているため。
でっかいっす。体が。
スピードに長けているというか。パワー系が多いです。比較的。
ですが
投手のタイプだけはやや日本人よりの投手が多い様に感じます。投球フォームもしかり、球質もしかり。
なので、割と視覚的に日本人には親しみがある印象なので打ちやすさは感じるのかなと思います。20前後から20代後半までの韓国選手は割とそういった印象です。
彼らは、徴兵の免除が成績いかんによっては適応する大会において、鬼気迫る思いで大会に臨んできます。その時の執念は半端ではなかったです。
日本が1点リードで韓国の最後の攻撃。9回2アウトでランナーを1塁に置き、それまで全くタイミングのあっていない打者が、追い詰められた状況で最高に研ぎ澄まされたスイングでサヨナラホームランをスタンドに叩き込まれ、まさかのサヨナラ負けを喫した経験もあります。
国際大会の最終局面で何のよどみもないスイングから放たれた一発は僕の脳内に今もなお強く焼きついています。
彼らの土壇場での強さは徴兵制などない日本人には到底出せない強さなのではないのかなとも思い知らされました。
日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾
親日国ということもあってか我々日本人に対して非常にフレンドリーでリスペクトの精神を持ってくれていることがわかりました。
韓国と同様に全部で7、8試合は経験してきましたがどの試合も1点を争う好ゲームばかりでした。かつては遠い背中だった日本の背中を追い続け、ナショナルチームの実力は世界のトップレベルまで成長してきた歴史が台湾にはあります。
ですので、下から這い上がるエネルギーだとか泥臭さがあり、プレーヤ采配に勝つために思考を凝らしてい戦略性も感じます。この辺りも日本の戦い方に似てる印象を受けました。
ですが
面白い事に投手に関してはややMLBの様な独特な投手が多い印象です。
自分が投げやすい投げ方というイメージよりはバッターが打ちにくい投げ方に注力しているように感じます。それは僕が戦った世代がたまたまそうだったというわけではなくプロを含めた他のカテゴリーでも共通してると言えます。
そう言った視点で海外の野球を見ることも世界で戦う上では必要になってくるのでは無いかなと思います。
我々の常識は彼らには通用しない。キューバ
国をあげて野球を全面的に押し出し、かつては赤い稲妻として国際大会で無敵の強さを誇ったキューバ。(国際大会151連勝)
僕も3回ほど実際に対戦してみて、彼らの野球に度肝を抜かれた経験があります。
ナショナルチームとの対戦が1度と、国内のチャンピオンチームとの対戦が2度ありました。
僕が対戦した時の印象としては、投低打高のチームで割と失点はするものの、1番〜9番まで強打者がズラリと並び大量得点でゲームに勝つ印象でした。
のちにMLBやNPBで主軸を打つような選手たちの打棒を直に感じて、そのプレーヤーとしての圧倒的なスケールに驚いたものです。
全3対戦で7本くらいホームランを打たれていますが、見たことないような滞空時間のホームラン(体感は8秒くらい)や、「そんなクソボールスタンド持っていく?」と思わず絶句するホームラン。(見逃したら膝に当たりそうなボール球でした)
挙げ句の果てにはバットを折られながらもスタンドまで運ぶ一発もありました。
しかも!
そのホームランは逆方向へのホームランでした。もう笑うしかありません笑
守備中や攻撃中には指笛で意思疎通を図り、プレーの連携を取っていました。(サインを盗んで指笛で伝達しるんじゃね?と疑惑が生じましたが、対策をしてもその上を越えてくるんでやっぱりシンプルに力があることだけはハッキリとわかりました。)
それからイレギュラーバウンドをとっさに素手でキャッチしたり、こっそりピッチャープレートからではなく、こっそり30センチくらい前から投球してるとゲーム中に指摘されたりしていました。笑
控えめに言ってメチャクチャかよとも思いましたが、それが彼らに取っては当たり前なんですね。日本の正々堂々とプレーする概念とは大きく異なる点かもしれませんが、国も文化も違いますので「何があっても織り込み済み」という気持ちで戦う必要がありました。
彼らは厳しい経済状況から脱するために、ナショナルチーム入りを目指し海外遠征をするその途中で亡命し海外への活路を見出す選手が多数存在したそうです。
事実、キューバチームの1人が大会中に亡命していなくなったということを僕も経験しました。文字通り彼らは命懸けなわけです。そんな彼らを倒すには並々ならぬ覚悟が必要なことは容易に想像できますよね。
野球の母国 アメリカの野球
様々な豪速球投手と対戦した経験の中でも、後にも先にも150キロ代前半のツーシームと160キロに迫るフォーシームを体感したのはこの時だけです。
「これがワールドクラスか」そう打席で感じれたことは僕の野球人生の大きな財産です。2020年現在で今もなおMLBで活躍する投手や野手と対戦した経験は今回の記事で最も伝えたい部分です。
これから世界を相手に戦っていく若い世代に伝えていきたい経験でもあります。
結果的に4−2の満塁ホームラン一発で負けてしまいましたが、それ以上に差を感じたのはアメリカチームの
野球の母国である我々は負けるわけにはいかない。いや、負けるわけがない。
という日本人の美徳とされる奥ゆかしさや謙虚な姿勢からはかけ離れている「強い気持ちからなるもの」だと思います。
この辺りは、日に丸を背負うにあたり
国を背負って戦うことの意味をこれから日本を背負って戦う若い世代の皆さんには是非忘れて欲しくないなと思います。その重みを十分に感じ、プレッシャーに打ち勝ってこそ本物の強さを手に入れられると信じ突き進んでほしいと思います。
野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
モンゴル、スリランカなどとも海外で試合をした事があります。当時はまだ大きな差がありましたが、彼らの技術力の向上スピードにも目を見張るものがあります。
野球が好きなことも当然あるのでしょうが、スポーツで大きな夢を叶える想いをもった選手が沢山出てきているのではないでしょうか。
大差がついても何かを学びとろうとする姿勢がありましたし、最後まで向かってくる闘争心は非常に勉強になりました。
恵まれた環境で野球ができる我々日本人の比にならないほど彼らは必死です。
きっと近い将来、このような野球がこれから普及していく国々から名プレーヤーが誕生しMLBやNPBに挑戦状を叩きつける選手が出てくることを個人的には楽しみにしています。
日本代表として世界と戦いそこで見たもの 各国の野球の特徴 【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、日本代表として世界と戦いそこで見たもの 各国の野球の特徴をまとめました。
最後に本記事をまとめると
- メジャー思考を感じる韓国の野球
- 日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾の野球
- 我々の常識は彼らには通用しない。キューバの野球
- 野球の母国 アメリカの野球
- 野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
それぞれの国の思惑がぶつかり合う真剣勝負は本当に楽しかったです。
韓国は徴兵の免除をかけて大会にのぞみ
キューバは亡命して母国の家族を養うため
親日でもある台湾は、日本の野球を超えるため
アメリカはベースボールの聖地としての誇りを守るため
大好きな野球に真剣に向き合う野球新興国
それぞれの想いが強烈でした。
これらはあくまで僕が実際に世界と戦って経験した事実と率直に感じた各国のイメージではありますが、これから世界を舞台に戦う若い可能性たちに少しでも参考になれば嬉しいです。
僕も一応日の丸を背負ったものとして、これからも日本の野球が世界一であり続けるために、引き続きこのブログを通じて貢献していきたいと思います。
だって相手は世界だし!!
俺は田舎のチンチクリンだし!!
「日の丸を背負う」それはそれは並大抵の事ではありませんでした。僕にとっては。笑
「俺こそがサムライ!!」と思てる人がきっとプロへ行くんだとは思いますが。まあ実際そういう人らがプロ行ったわけで、、、。
まぁそんなこたぁ置いといて、今回は経験者として感じた世界との違いを発信していきます!
世界大会やアジア圏の大会に出場した経験を元にこれからのアマチュア野球界が世界を牽引し続けるために必要な事を考察していきます。
ではいきましょう。
各国の野球の特徴(経験談)【結論】
本記事では主に4カ国(韓国、台湾、キューバ、アメリカ)と野球新興国を含めた僕が体験して得たそれぞれの特徴を紹介します。
- メジャー思考を感じる韓国の野球
- 日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾の野球
- 我々の常識は彼らには通用しない。キューバの野球
- 野球の母国 アメリカの野球
- 野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
早速ひとつずつ解説していきます。
メジャー思考を感じる韓国の野球
MLBのデータ分析を積極的に導入し、極端に守備シフトを引くこともしばしばありました。
また、トレーニングの導入もMLBの思考を取り入れているため。
でっかいっす。体が。
スピードに長けているというか。パワー系が多いです。比較的。
ですが
投手のタイプだけはやや日本人よりの投手が多い様に感じます。投球フォームもしかり、球質もしかり。
なので、割と視覚的に日本人には親しみがある印象なので打ちやすさは感じるのかなと思います。20前後から20代後半までの韓国選手は割とそういった印象です。
彼らは、徴兵の免除が成績いかんによっては適応する大会において、鬼気迫る思いで大会に臨んできます。その時の執念は半端ではなかったです。
日本が1点リードで韓国の最後の攻撃。9回2アウトでランナーを1塁に置き、それまで全くタイミングのあっていない打者が、追い詰められた状況で最高に研ぎ澄まされたスイングでサヨナラホームランをスタンドに叩き込まれ、まさかのサヨナラ負けを喫した経験もあります。
国際大会の最終局面で何のよどみもないスイングから放たれた一発は僕の脳内に今もなお強く焼きついています。
彼らの土壇場での強さは徴兵制などない日本人には到底出せない強さなのではないのかなとも思い知らされました。
日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾
親日国ということもあってか我々日本人に対して非常にフレンドリーでリスペクトの精神を持ってくれていることがわかりました。
韓国と同様に全部で7、8試合は経験してきましたがどの試合も1点を争う好ゲームばかりでした。かつては遠い背中だった日本の背中を追い続け、ナショナルチームの実力は世界のトップレベルまで成長してきた歴史が台湾にはあります。
ですので、下から這い上がるエネルギーだとか泥臭さがあり、プレーヤ采配に勝つために思考を凝らしてい戦略性も感じます。この辺りも日本の戦い方に似てる印象を受けました。
ですが
面白い事に投手に関してはややMLBの様な独特な投手が多い印象です。
自分が投げやすい投げ方というイメージよりはバッターが打ちにくい投げ方に注力しているように感じます。それは僕が戦った世代がたまたまそうだったというわけではなくプロを含めた他のカテゴリーでも共通してると言えます。
そう言った視点で海外の野球を見ることも世界で戦う上では必要になってくるのでは無いかなと思います。
我々の常識は彼らには通用しない。キューバ
国をあげて野球を全面的に押し出し、かつては赤い稲妻として国際大会で無敵の強さを誇ったキューバ。(国際大会151連勝)
僕も3回ほど実際に対戦してみて、彼らの野球に度肝を抜かれた経験があります。
ナショナルチームとの対戦が1度と、国内のチャンピオンチームとの対戦が2度ありました。
僕が対戦した時の印象としては、投低打高のチームで割と失点はするものの、1番〜9番まで強打者がズラリと並び大量得点でゲームに勝つ印象でした。
のちにMLBやNPBで主軸を打つような選手たちの打棒を直に感じて、そのプレーヤーとしての圧倒的なスケールに驚いたものです。
全3対戦で7本くらいホームランを打たれていますが、見たことないような滞空時間のホームラン(体感は8秒くらい)や、「そんなクソボールスタンド持っていく?」と思わず絶句するホームラン。(見逃したら膝に当たりそうなボール球でした)
挙げ句の果てにはバットを折られながらもスタンドまで運ぶ一発もありました。
しかも!
そのホームランは逆方向へのホームランでした。もう笑うしかありません笑
守備中や攻撃中には指笛で意思疎通を図り、プレーの連携を取っていました。(サインを盗んで指笛で伝達しるんじゃね?と疑惑が生じましたが、対策をしてもその上を越えてくるんでやっぱりシンプルに力があることだけはハッキリとわかりました。)
それからイレギュラーバウンドをとっさに素手でキャッチしたり、こっそりピッチャープレートからではなく、こっそり30センチくらい前から投球してるとゲーム中に指摘されたりしていました。笑
控えめに言ってメチャクチャかよとも思いましたが、それが彼らに取っては当たり前なんですね。日本の正々堂々とプレーする概念とは大きく異なる点かもしれませんが、国も文化も違いますので「何があっても織り込み済み」という気持ちで戦う必要がありました。
彼らは厳しい経済状況から脱するために、ナショナルチーム入りを目指し海外遠征をするその途中で亡命し海外への活路を見出す選手が多数存在したそうです。
事実、キューバチームの1人が大会中に亡命していなくなったということを僕も経験しました。文字通り彼らは命懸けなわけです。そんな彼らを倒すには並々ならぬ覚悟が必要なことは容易に想像できますよね。
野球の母国 アメリカの野球
様々な豪速球投手と対戦した経験の中でも、後にも先にも150キロ代前半のツーシームと160キロに迫るフォーシームを体感したのはこの時だけです。
「これがワールドクラスか」そう打席で感じれたことは僕の野球人生の大きな財産です。2020年現在で今もなおMLBで活躍する投手や野手と対戦した経験は今回の記事で最も伝えたい部分です。
これから世界を相手に戦っていく若い世代に伝えていきたい経験でもあります。
結果的に4−2の満塁ホームラン一発で負けてしまいましたが、それ以上に差を感じたのはアメリカチームの
野球の母国である我々は負けるわけにはいかない。いや、負けるわけがない。
という日本人の美徳とされる奥ゆかしさや謙虚な姿勢からはかけ離れている「強い気持ちからなるもの」だと思います。
この辺りは、日に丸を背負うにあたり
国を背負って戦うことの意味をこれから日本を背負って戦う若い世代の皆さんには是非忘れて欲しくないなと思います。その重みを十分に感じ、プレッシャーに打ち勝ってこそ本物の強さを手に入れられると信じ突き進んでほしいと思います。
野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
モンゴル、スリランカなどとも海外で試合をした事があります。当時はまだ大きな差がありましたが、彼らの技術力の向上スピードにも目を見張るものがあります。
野球が好きなことも当然あるのでしょうが、スポーツで大きな夢を叶える想いをもった選手が沢山出てきているのではないでしょうか。
大差がついても何かを学びとろうとする姿勢がありましたし、最後まで向かってくる闘争心は非常に勉強になりました。
恵まれた環境で野球ができる我々日本人の比にならないほど彼らは必死です。
きっと近い将来、このような野球がこれから普及していく国々から名プレーヤーが誕生しMLBやNPBに挑戦状を叩きつける選手が出てくることを個人的には楽しみにしています。
日本代表として世界と戦いそこで見たもの 各国の野球の特徴 【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、日本代表として世界と戦いそこで見たもの 各国の野球の特徴をまとめました。
最後に本記事をまとめると
- メジャー思考を感じる韓国の野球
- 日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾の野球
- 我々の常識は彼らには通用しない。キューバの野球
- 野球の母国 アメリカの野球
- 野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
それぞれの国の思惑がぶつかり合う真剣勝負は本当に楽しかったです。
韓国は徴兵の免除をかけて大会にのぞみ
キューバは亡命して母国の家族を養うため
親日でもある台湾は、日本の野球を超えるため
アメリカはベースボールの聖地としての誇りを守るため
大好きな野球に真剣に向き合う野球新興国
それぞれの想いが強烈でした。
これらはあくまで僕が実際に世界と戦って経験した事実と率直に感じた各国のイメージではありますが、これから世界を舞台に戦う若い可能性たちに少しでも参考になれば嬉しいです。
僕も一応日の丸を背負ったものとして、これからも日本の野球が世界一であり続けるために、引き続きこのブログを通じて貢献していきたいと思います。
ということで代表経験5回を数えながらプロへは行けない希少種JP侍の出番です!
今も昔も変わらない。まぁ言わばその国の体質とか文化の違いで野球はこんなに違うよって部分を紹介していきます!
一言で日の丸を背負うって最っっっ高にありがたいことなんで、間違っても
うわ。。選ばれちった。。。どうしよう。。。
とかやめて、
いヤッホーーーーーーーーーー!!
くらい喜びましょう。
そのあとに結局、国を背負って戦うことのプレッシャーを嫌でも感じますのでご安心を!
ふざけたキャラで通していたサラリーマン太郎もさすがに萎縮した経験があります。笑
だって相手は世界だし!!
俺は田舎のチンチクリンだし!!
「日の丸を背負う」それはそれは並大抵の事ではありませんでした。僕にとっては。笑
「俺こそがサムライ!!」と思てる人がきっとプロへ行くんだとは思いますが。まあ実際そういう人らがプロ行ったわけで、、、。
まぁそんなこたぁ置いといて、今回は経験者として感じた世界との違いを発信していきます!
世界大会やアジア圏の大会に出場した経験を元にこれからのアマチュア野球界が世界を牽引し続けるために必要な事を考察していきます。
ではいきましょう。
各国の野球の特徴(経験談)【結論】
本記事では主に4カ国(韓国、台湾、キューバ、アメリカ)と野球新興国を含めた僕が体験して得たそれぞれの特徴を紹介します。
- メジャー思考を感じる韓国の野球
- 日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾の野球
- 我々の常識は彼らには通用しない。キューバの野球
- 野球の母国 アメリカの野球
- 野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
早速ひとつずつ解説していきます。
メジャー思考を感じる韓国の野球
MLBのデータ分析を積極的に導入し、極端に守備シフトを引くこともしばしばありました。
また、トレーニングの導入もMLBの思考を取り入れているため。
でっかいっす。体が。
スピードに長けているというか。パワー系が多いです。比較的。
ですが
投手のタイプだけはやや日本人よりの投手が多い様に感じます。投球フォームもしかり、球質もしかり。
なので、割と視覚的に日本人には親しみがある印象なので打ちやすさは感じるのかなと思います。20前後から20代後半までの韓国選手は割とそういった印象です。
彼らは、徴兵の免除が成績いかんによっては適応する大会において、鬼気迫る思いで大会に臨んできます。その時の執念は半端ではなかったです。
日本が1点リードで韓国の最後の攻撃。9回2アウトでランナーを1塁に置き、それまで全くタイミングのあっていない打者が、追い詰められた状況で最高に研ぎ澄まされたスイングでサヨナラホームランをスタンドに叩き込まれ、まさかのサヨナラ負けを喫した経験もあります。
国際大会の最終局面で何のよどみもないスイングから放たれた一発は僕の脳内に今もなお強く焼きついています。
彼らの土壇場での強さは徴兵制などない日本人には到底出せない強さなのではないのかなとも思い知らされました。
日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾
親日国ということもあってか我々日本人に対して非常にフレンドリーでリスペクトの精神を持ってくれていることがわかりました。
韓国と同様に全部で7、8試合は経験してきましたがどの試合も1点を争う好ゲームばかりでした。かつては遠い背中だった日本の背中を追い続け、ナショナルチームの実力は世界のトップレベルまで成長してきた歴史が台湾にはあります。
ですので、下から這い上がるエネルギーだとか泥臭さがあり、プレーヤ采配に勝つために思考を凝らしてい戦略性も感じます。この辺りも日本の戦い方に似てる印象を受けました。
ですが
面白い事に投手に関してはややMLBの様な独特な投手が多い印象です。
自分が投げやすい投げ方というイメージよりはバッターが打ちにくい投げ方に注力しているように感じます。それは僕が戦った世代がたまたまそうだったというわけではなくプロを含めた他のカテゴリーでも共通してると言えます。
そう言った視点で海外の野球を見ることも世界で戦う上では必要になってくるのでは無いかなと思います。
我々の常識は彼らには通用しない。キューバ
国をあげて野球を全面的に押し出し、かつては赤い稲妻として国際大会で無敵の強さを誇ったキューバ。(国際大会151連勝)
僕も3回ほど実際に対戦してみて、彼らの野球に度肝を抜かれた経験があります。
ナショナルチームとの対戦が1度と、国内のチャンピオンチームとの対戦が2度ありました。
僕が対戦した時の印象としては、投低打高のチームで割と失点はするものの、1番〜9番まで強打者がズラリと並び大量得点でゲームに勝つ印象でした。
のちにMLBやNPBで主軸を打つような選手たちの打棒を直に感じて、そのプレーヤーとしての圧倒的なスケールに驚いたものです。
全3対戦で7本くらいホームランを打たれていますが、見たことないような滞空時間のホームラン(体感は8秒くらい)や、「そんなクソボールスタンド持っていく?」と思わず絶句するホームラン。(見逃したら膝に当たりそうなボール球でした)
挙げ句の果てにはバットを折られながらもスタンドまで運ぶ一発もありました。
しかも!
そのホームランは逆方向へのホームランでした。もう笑うしかありません笑
守備中や攻撃中には指笛で意思疎通を図り、プレーの連携を取っていました。(サインを盗んで指笛で伝達しるんじゃね?と疑惑が生じましたが、対策をしてもその上を越えてくるんでやっぱりシンプルに力があることだけはハッキリとわかりました。)
それからイレギュラーバウンドをとっさに素手でキャッチしたり、こっそりピッチャープレートからではなく、こっそり30センチくらい前から投球してるとゲーム中に指摘されたりしていました。笑
控えめに言ってメチャクチャかよとも思いましたが、それが彼らに取っては当たり前なんですね。日本の正々堂々とプレーする概念とは大きく異なる点かもしれませんが、国も文化も違いますので「何があっても織り込み済み」という気持ちで戦う必要がありました。
彼らは厳しい経済状況から脱するために、ナショナルチーム入りを目指し海外遠征をするその途中で亡命し海外への活路を見出す選手が多数存在したそうです。
事実、キューバチームの1人が大会中に亡命していなくなったということを僕も経験しました。文字通り彼らは命懸けなわけです。そんな彼らを倒すには並々ならぬ覚悟が必要なことは容易に想像できますよね。
野球の母国 アメリカの野球
様々な豪速球投手と対戦した経験の中でも、後にも先にも150キロ代前半のツーシームと160キロに迫るフォーシームを体感したのはこの時だけです。
「これがワールドクラスか」そう打席で感じれたことは僕の野球人生の大きな財産です。2020年現在で今もなおMLBで活躍する投手や野手と対戦した経験は今回の記事で最も伝えたい部分です。
これから世界を相手に戦っていく若い世代に伝えていきたい経験でもあります。
結果的に4−2の満塁ホームラン一発で負けてしまいましたが、それ以上に差を感じたのはアメリカチームの
野球の母国である我々は負けるわけにはいかない。いや、負けるわけがない。
という日本人の美徳とされる奥ゆかしさや謙虚な姿勢からはかけ離れている「強い気持ちからなるもの」だと思います。
この辺りは、日に丸を背負うにあたり
国を背負って戦うことの意味をこれから日本を背負って戦う若い世代の皆さんには是非忘れて欲しくないなと思います。その重みを十分に感じ、プレッシャーに打ち勝ってこそ本物の強さを手に入れられると信じ突き進んでほしいと思います。
野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
モンゴル、スリランカなどとも海外で試合をした事があります。当時はまだ大きな差がありましたが、彼らの技術力の向上スピードにも目を見張るものがあります。
野球が好きなことも当然あるのでしょうが、スポーツで大きな夢を叶える想いをもった選手が沢山出てきているのではないでしょうか。
大差がついても何かを学びとろうとする姿勢がありましたし、最後まで向かってくる闘争心は非常に勉強になりました。
恵まれた環境で野球ができる我々日本人の比にならないほど彼らは必死です。
きっと近い将来、このような野球がこれから普及していく国々から名プレーヤーが誕生しMLBやNPBに挑戦状を叩きつける選手が出てくることを個人的には楽しみにしています。
日本代表として世界と戦いそこで見たもの 各国の野球の特徴 【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、日本代表として世界と戦いそこで見たもの 各国の野球の特徴をまとめました。
最後に本記事をまとめると
- メジャー思考を感じる韓国の野球
- 日本の野球にリスペクトの精神が強い台湾の野球
- 我々の常識は彼らには通用しない。キューバの野球
- 野球の母国 アメリカの野球
- 野球に対して誠実に向き合う 野球新興国
それぞれの国の思惑がぶつかり合う真剣勝負は本当に楽しかったです。
韓国は徴兵の免除をかけて大会にのぞみ
キューバは亡命して母国の家族を養うため
親日でもある台湾は、日本の野球を超えるため
アメリカはベースボールの聖地としての誇りを守るため
大好きな野球に真剣に向き合う野球新興国
それぞれの想いが強烈でした。
これらはあくまで僕が実際に世界と戦って経験した事実と率直に感じた各国のイメージではありますが、これから世界を舞台に戦う若い可能性たちに少しでも参考になれば嬉しいです。
僕も一応日の丸を背負ったものとして、これからも日本の野球が世界一であり続けるために、引き続きこのブログを通じて貢献していきたいと思います。