戦術

【少年野球から大学野球まで共通】レギュラーになるための方法5選

この記事はこんな球児に読んで欲しい

  • 出場機会がなかなか得られない選手
  • 試合に出るために何をしたらいいのかわからない選手
  • レギュラーになりきれない選手
  •  

    そもそも学生野球とは野球を通じて人間形成を促したり教育の一環としての位置付けでチームを運営したり指導するチームが多いです。

    もちろん中には実力主義のチームもあると思います。しかし、いくら実力主義といえども、ひたむきに野球と向き合いコツコツと努力を積み重ねられる選手は、必ずどこかでチャンスを与えてもらえます。

    「ウチは実力主義だ」というチームほどチーム内の競争を意識しているので、たとえ実力が少し劣っていたとしても試合で起用することによってそれまでレギュラーで試合に出続けていた選手に危機感を持たせることだってあります。

    そんな状況でもいいパフォーマンスを続けられたらそのままレギュラーの座を一度も譲ることなくやりきる選手も実際のところたくさん存在します。

    ですのでそもそも論になってしまいますが、

    今レギュラーではなくてもいつ来るかわからないチャンスのために努力を継続することが1番大切なことなのは念頭において欲しいなと思います。

    そして、急にレギュラーになれることもほとんどの場合で無いことも同時に認識しておくべきです。

    その上で少しずつ確実にレギュラーに近づく方法を伝授します。

    それでは本編に移りましょう。

    【結論】 レギュラーになるための方法はこの5つ

    結論から言いますと以下の5つがレギュラーになるための方法になります

    レギュラーを取るための方法 5つ

  • 自分が監督なら「今こんな選手が必要だ」という視点を持つ
  • うちの監督は「こんな選手を使う傾向にある」 クセを盗む
  • とにかくなんでもいいから目立つ
  • 複数の選手が絡むプレー(カットプレーや投内連携など)でリーダーシップが取れる
  • 【最終手段】誰よりも早く来て誰よりも遅く帰り「チームから信頼を得る」
  • これらを意識した上で日々を過ごせばレギュラーへの道は近くなります。

    以下で解説していきたいと思います。

    自分が監督なら「今こんな選手が必要だ」という視点を持つ

    レギュラーポジションを狙うにあたり「困ってるポジションはないかな?」という視点を持つことはとても大切です。

    例えば、試合ごとにレフトだけポジションが変わっている何かにつけてミスが起こるセカンドなど、そのチームにとって弱点になっていると思わしきポジションを意図して狙いに行くことが大切です。

    自分がやりたいポジションにこだわりを持つことも大切ですが、ちょっと遠回りしてでも試合に出れるポジションを狙ってコンバートを自ら申し出れば、チームの弱点な訳ですから当然出れる確率は高くなります。

    例えるなら、、、

    あなたのやりたいポジションがショートだとしたら、ショート坂本勇人よりセカンド出川哲朗の方が狙えるわけです。(出川の人気と知名度は半端じゃないですが。。)

    指導者
    指導者
    おい◯◯!セカンドやってみろ!

    という言葉を待つより

    球児Aくん
    球児Aくん
    監督!セカンドに挑戦させてください!
     

    と試合に出るために自らの意思を表現することはとても重要です。

    たとえそれで「ダメだ!」と言われたとしても、あなたの行動は必ず評価してくれます。試合に出るために自分で考えて行動できるという部分を見せるだけで、後々

    指導者
    指導者
    やっぱりセカンドやらせてみようか。。。
     

    と選択肢に入ってくることもあるので、行動して損はないです。

    うちの監督は「こんな選手を使う傾向にある」 クセを盗む

    念のため初めにお伝えしますが

    決して監督の目を気にしろと言っている訳ではありませんし、ゴマをすれと言っているわけではありません。

    「俺は俺のやり方でレギュラーを取る」といった信念を持って練習に励むのも間違いではありません。

    しかし、試合に使う側の人間に見てもらわないとあなたの良さは伝わりません。

    圧倒的な力で絶対的なレギュラーの選手には必要ありませんが、これからレギュラー獲りを目指す選手は、監督のクセを盗む必要があります。ここが結構できない選手は多いと思います。

    監督が使いやすい選手にあなたがなってなれば

    逆に「監督が使いやすい選手ってこーゆー選手ってことでしょ?」というぐらいの気持ちが選手側にあっていいと思います。

    そのためには日々の監督のミーティングの端々で、こんな選手が好きなんだなーとかこんなチームにしたいんだなーと分析する必要があります。

    その上で自分が持っている能力と照らし合わせてチームのどのピースを担えるかを戦略的に決めるんですね^^そのための行動を継続していけば自ずと

    指導者
    指導者
    「おっ。俺の言いたいことを理解して行動できてるな。今度チャンスをあげてみよう。」
     

    ということにつながっていきます。

    聞く耳を立てて素直な気持ちで実行することが大切になりますね^^

    とにかくなんでもいいから目立つ

    とにかくなんでもいいから目立つ方法を考えましょう。野球の技術とは別のところからでもいいです。

    注目されることから始めるのも一つの手です。人前に出ることが苦じゃない人は、ガンガン前に出ましょう。

    見出しだけみると悪目立ちする人が続出してしまいそうですが、そうではありません。

    注目を集められるということは人間としてエネルギーがありパワーに溢れている証拠です。

    勘違いして欲しくないのですが、決して人前に出ることが苦手な選手を否定しているわけではありません

    その溢れるパワーを使わない手はないということです。

    例えば、

    グラウンドで最も声を出す男の称号や」「挨拶のキレだけ日本一」などなんでもいいので「俺ってこういう男なんだぜ」という部分をアピールしましょう。

    野球が上手い下手に関係しない部分でも、チームから常に注目を集められる選手は案外チームが窮地に立たされた場面や、逆境で

    「アイツに任せてみっか」

    となります。もちろんそうなるまでに技術もある程度は向上させる必要はあります。

    ただ、

    そういう場面で結果を残す準備さえ怠らなければ、レギュラー獲りへの第一歩になることは間違いありません^^

    複数の選手が絡むプレー(カットプレーや投内連携など)でリーダーシップが取れる

    自分のことだけ考えて練習することもレギュラーを目指す上で大切なことではありますが、周りの選手と連携を取りながらよりいい方法を探して提案できる人材は、他の選手や指導者からすると非常に心強いです。

    そこに身体的な能力は全く関係しません。自分と相手のこと両面から物事を考えて最善策を「探す」「提案する」習慣をつけましょう。

    投内連携(サインプレー)やカットプレーで周りとコミュニケーションを取りながら波長を合わせられることもレギュラーメンバーには必須になります。

    能力は高いけど周りのことなど考えずに自分勝手なプレーをするしサインミスを連発して出場機会をなくしてしまう選手

    ↑こんな選手いませんでしたか?

    要するにこの逆ができればチャンスがあるってことです^^

    仮に、「なんだよあいつ。でしゃばって。」

    という声が聞こえたとしましょう。

    そしたら断固無視しましょう

    勝つために必死に思考を凝らすあなたを誰も否定する権利はありませんので自信を持ってやっちゃいましょう^^

    【最終手段】 誰よりも早く来て誰よりも遅く帰り「チームから信頼を得る」

    特に練習時間が長くなりがちな野球において、最新機材や練習メニューの短縮化で練習の効率を向上させるような動きは昔よりは増えてきました。

    しかし、それでもやっぱり最後は人間がやることですから、みんなに認めてもらう何よりの方法誰よりも練習するしかないと僕は思います。

    試合に出れないメンバーがグラウンドに来るのが遅かったり、練習後すぐに帰っているようでは選手の信頼や監督の評価は得られません。

    しかし、何も毎日朝早くから練習をしなくてもいいんです。

    ちょっとだけ早く来てグラウンド整備をしてみたり草むしりをすることだって続けていけば周りの人は少しずつ認めてくれます。

    チームのためにという思いで取り組んだ行動は巡り巡って自分のためになりということを是非信じてやってみてもらいたいなと思います。

    そんなあなたの姿勢を見て共鳴してくれるメンバーが現れた時、それはチームに素敵な文化が根付いた瞬間だと僕は思います^^

    【少年野球から大学野球まで共通】レギュラーになるための方法  まとめ

    いかがだったでしょうか。最後にもう一度まとめます。

    レギュラーを取るための方法 5つ

  • 自分が監督なら「今こんな選手が必要だ」という視点を持つ
  • うちの監督は「こんな選手を使う傾向にある」 クセを盗む
  • とにかくなんでもいいから目立つ
  • 複数の選手が絡むプレー(カットプレーや投内連携など)でリーダーシップが取れる
  • 【最終手段】誰よりも早く来て誰よりも遅く帰り「チームから信頼を得る」
  • 以上の5つになります。

    しっかりと技術力を向上させることと並行して、一気にレギュラーまでのし上がることよりもまず少しずつ出場機会を増やしていってほしいなと思います^^

    ABOUT ME
    部長
    日本一3回、日本代表5回。世界と戦った経験や25年以上の野球人生で得たことを主に未来ある球児たちのために情報を発信していきます。また多くの野球人の悩みの解決や学びのきっかけになることをブログ運営の理念に掲げます。