戦術

【野球がうまくなる方法】将棋を学ぶべき 7つの理由を解説

球児Aくん
球児Aくん

野球と将棋って頭脳戦っていう共通点はなんとなくわかるけど

他にはどんな共通点があるの?

 
JP侍
JP侍

個人的には深い関わりがあると思ってるよ!将棋も奥が深くて面白いから是非やってほしいね!特に将棋は野球の選手ごとの役割に似た部分があるからとっても面白いよ!

 
 
というわけで今回の記事では、「点取り合戦」と「王取り合戦」の違いはあれど
  • 将棋をやることでなぜ野球がうまくなるのか?
  • どんな共通点があるのか?
  • 野球にどう生きるのか?
 
 
この謎について管理人の実体験を踏まえて解説していきたいと思います。
 
 
 
将棋の面白さがわかる人は野球の面白さがわかると思います。
 
 
今回は管理人が考える、「それぞれの将棋の駒は、野球で言うところのこいつらだ!」を考察してお届けして行きたいと思います。
 

【この記事はこんな人にオススメ】

  • まだ将棋をしたことがない人
  • 野球において自分の役割が明確ではない選手
  • 戦略的にゲームを進める習慣を身に付けたい人
 

まだ将棋をしたことがない選手はご両親や兄弟、友達等にできる人がいれば

初めはルールを教えてもらいながら積極的に将棋をやることをオススメします。

ルールそのものはシンプルですが非常に奥が深い勝負の世界を味わえますよ^^

野球において自分の役割がまだ明確ではない選手も将棋に置き換えれば、目指すべき選手が見えてくるかも!?

父兄や指導者の方にも将棋を選手とやる機会を考えてみてはいかがでしょうか?

選手の性格や考えることが一手一手に垣間見えて、新たな発見があるでしょう。

良いコミュニケーションツールにもなりますよ!!

また将棋と野球の両経験者の方にも共感や新しい考え方を提供できたら嬉しいです^^

【野球がうまくなるには将棋を学ぶべき】その7つの理由

将棋をやって見て面白さを体感すると、野球に置き換えられる場面にたくさん出会えます。

以下の7つは野球にも将棋にも共通するポイントです。

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  • 堅い守りは相手の攻撃手段を防ぐ
  • 超攻撃的な姿勢は守ることにもなる
  • 脇役が戦況を打開することもある
  • 自己犠牲が戦況を有利に進める
  • 主力の仕事ぶりが主導権を左右する
  • 特徴を生かすにはタイミングと場所が重要
  • 相手の思考を読む癖がつく

 

それでは早速本題に入っていきましょう!以下で1つずつ解説します。

堅い守りは相手の攻撃手段を防ぐ

野球も将棋も、鉄壁の守備を手に入れさえすれば、相手はその牙城を崩すのに大変な労力を費やす。

ということですね^^

攻め入るスキを相手が見せるまでは、城を固めてジッと我慢し相手がスキを見せた瞬間に一気に攻勢に転ずるのは勝負の世界では常套手段です。

粘りに粘る忍耐力と、勝負所を的確に見抜く目や感度を鍛えさえすれば、いわゆる負けないチームに近づいてきます。

守備的でやや攻撃性にかけるのがデメリットではありますが、守りきった時の恩恵は大きいです。

超攻撃的な姿勢は守ることにもなる

先ほどとは真逆と言ってもいい考え方(戦術)です。

攻撃とは最大の防御」とはまさにこの事で、相手が引くまで押しに押し切る戦法です。野球に例えるなら、バントや小技を駆使せずに強攻策で点を獲りに行く戦術と言えるでしょう。

相手に攻撃する時間を与えないアグレッシブな攻撃は、時に防御の役割も果たしてくれます。

守備陣形に難はあるものの攻撃力でねじ伏せたい時にとる作戦です。

脇役が戦況を打開することもある

主力に神経を使い脇役に対して相手のマークが薄い分、躍動するチャンスが多いのも野球と将棋に共通して言える部分です。

「ほっといても大丈夫」だと思われていた選手の活躍により戦局が大きく変わることもしばしばです。「歩兵」が「金」に成ったら相手にとってこんなに面倒なことはないですからね。

野球に例えるなら、3、4、5番打者の後でホッとしたところの6番打者の長打や、長打は打てないと思われている9番バッターの長打なんてまさにこれです。

自己犠牲が戦況を有利に進める

野球も将棋もそうですが、たとえ自分が倒れても次に託す選手に少しでもやりやすくするマインドは必要不可欠です。

自分勝手に好き放題プレーするのではなく、試合トータルで見て自チームに少しでも有利に働く仕事ができれば戦いは有利に進みます。(もちろん正しい状況判断が求められますが)

次の一手のために(次の打者のために)「今なにをすべきか」はどちらにも共通する大切な部分です。

主力の仕事ぶりが主導権を左右する

当然っちゃ当然ですが、野球と将棋どちらにも主力がいます。

「エース」「4番」なんかは「飛車」「角行」に当たると言えます。

彼らのフィールドでの仕事ぶりは勝敗を大きく左右します。彼らの良いパフォーマンスは勝率を押し上げるでしょうし、逆に良いパフォーマンスができなければ勝率は下がります。

飛車と角行が相手に取られてしまうと「飛車角落ち」と言って非常に厳しい戦いを強いられます。

エースと4番に例えたら一大事なのは容易に想像できますよね?^^

特徴を生かすにはタイミングと場所が重要

自分の特徴(または選手の特徴)を生かすには、適切なタイミングで適切な場所に配置することが重要です。野球と将棋の両方に言えます。

それぞれの特徴を良く知って、相手が一番嫌がることを実践できれば自ずと勝率は上がります。

5点取る必要があるのに、守備固めを投入しても意味がないのと一緒です。

相手の思考を読む癖がつく

野球も将棋も自分がやりたい戦い方をするだけでは相手にとってこんなに楽なことはありません。

将棋は相手が何を考えているのかを考える習慣がつきます。一手一手の間に考える時間があのは野球も将棋も同じです。

相手の一手が「何を狙っているのか」「どうすれば未然に防げるのか」

もっと言えば「未然に防ぎながら攻撃する手段はないか」などちょっとややこしくなってしまいましたが、要は洞察力が鍛えられるわけですね。

相手の狙いを察知して一枚上手を狙う習慣が身につきます。

以上が【野球がうまくなるには将棋を学ぶべき】その7つの理由です。ここからはせっかくですので、将棋の駒を野球に例えて見ましたのでご覧ください。先ほど「エース」「4番」が「飛車」「角行」と例えましたが、それ以外の駒も野球のあらゆる場面に共通しそうなものばかりなので必見です^^

将棋の駒を野球に例えて見た

将棋の駒を野球に例えて見た

「監督」ここを中心に戦いが展開される「王将」

「4番」「エース」チームの顔 「飛車」「角行」

「長距離砲」三振が多いけど一発ホームランの飛び道具「桂馬」

「捕手」 城の牙城は崩させない。 「金将」

「中堅・遊撃・二塁」時に防御、時に攻撃。センターライン固めまっせ〜 「銀将」

「ガッツマンな三塁手」後退を知らない猪突猛進タイプ「香車」

「いつもは補欠が急にヒーロー」え?俺でいいの?「歩兵」

「監督」ここを中心に戦いが展開される「王将」

様々な場面で選手がよく口にする

監督を男にする!

監督を胴上げする!

といったフレーズは野球をやっているとよく耳にしますが

「王将」以外(金将・銀将・桂馬・香車・飛車・角行・歩兵)の駒で「王将」を守り抜き、かつ相手の「王将」を取りに行く。この構図は野球と類似していると言えます。

加えて「王将」そのものにそれほど機能性はありませんが盤上は「王将」を中心に形成されます。実際に野球も監督がグランドで躍動するわけではないですからね笑

何があっても王の首は守る。時に味方の犠牲も厭わない戦略や「例えばバント」

相手の自軍への侵攻を抑えるためだけの戦略「ワンポイントリリーフ」

相手の駒を身代わりに取る戦略は(満塁策)は野球にも通ずるところがあります。

、、、満塁策はだいぶ無理がある気がする。。。まあいっか。

「王将」は監督であり主将と言えると思います。

チームの顔 4番・エース=飛車・角行

前後左右、対角その能力はまさにチームの顔であり核です。

凄まじい攻撃力を持ちながら、かつ相手の陣地に攻め入ればさらにパワーを増し、敵の群を殲滅させる勢いを見せます。

しかし

ひとたび相手の術中にはまりその凄まじい機能が低下、もしくは相手の思うままにコントロールされてしまえば、自軍の戦力は大幅にダウンしかねません。

それ以外の選手で彼ら(エース、4番)が仕事を遂行しやすい環境を作り出してあげることが、結果的にチームの戦力を最大化させる一つの方法になることは野球にも共通して言えると思います。

「長距離砲」三振が多いけど一発ホームランの飛び道具「桂馬」

盤上で唯一相手の駒を飛び越えることができる飛び道具です。

硬く守られた城をその能力で打開することが可能です。

相手の堅い守りに、なかなか打開策を見出せない状況の時に一振りで点数をもぎ取る能力を持ち合わせています。

しかし

出しどころを間違えると為す術なく相手の「歩」とかにやられる時もあるので使い所は慎重に見極めましょう!

「捕手」 城の牙城は崩させない。 「金将」

王を守る最後の砦となる能力を持ち合わせた「金将」

しかし股の下を抜けた真後ろへのパスボールは対応が可能ですが、右後ろと左後ろへの後逸はボールを見失い、全く反応できません。それだけが大きな弱点になっています。

その場合は、なるべく右後ろと左後ろの近くに選手もしくは壁が近い時に使用しましょう。

そうなれば心強き守備隊隣、時には特攻隊として大きな仕事を果たせます。

「中堅・遊撃・二塁」時に防御、時に攻撃。センターライン固めまっせ〜 「銀将」

横と後ろを抜かれるとヒットまたは長打を喰らいます

しかし金の苦手な動きである斜め後ろの動きができるため「金将」が力を発揮できない場合、彼らの力が戦況を大きく左右します。

相手の攻めをその防御力で防ぐことも可能で隙を見せれば一気に攻め入る能力を持ち得ています。相手の陣地に攻め入った時に金に成るのか銀のままか迷うこともしばしばですが、つなぎ役として「銀将」は組織に欠かせない存在と言えます。

「ガッツマンな三塁手」後退を知らない猪突猛進タイプ「香車」

「駆け引き?そんなのしらねぇ!ストレートで勝負してこいやぁ!!!」

「香車」は相手の城にどでかい風穴を開けられる能力を持っています。

「飛車角を差し出すか王将の首を差し出すのか。どっちか選べ!!俺の矛先はすでに貴様らの喉元に突きつけられている!!覚悟せぃ!!!」

と意気込んだ後に目の前に「歩兵」を置かれて万事休すが鉄板です。

戦況を見極めて効果的な槍を相手陣地に突き刺しましょう!

「いつもは補欠が急にヒーロー」え?俺でいいの?「歩兵」

いつもは補欠でバット引き。

試合に出ても基本引き立て役。当然相手は警戒してこない。アレヨアレヨというまに相手の陣地に攻め入り「金」と化す。相手に大混乱を巻き起こさせ戦況を好転させる突然現れたヒーローです。

しかも!その命朽ち果てて相手に囚われようとも元々は「歩」の身分。

相手にとっては厄介極まりない選手に変貌を遂げられます。王将の首を取ることもあります。これぞまさに「下克上」野球と一緒でコツコツ働くといいことってあるもんですよ^^

野球と将棋の【相違点】

将棋と野球で明らかに違うのは、駒が動くのか人間が動くのかです。

駒そのものの仕事はいつの時も変わることはないですが、人間が動くとなるといつも通りには行かなくなります。

体調や気候によってもパフォーマンスは変わるし、審判のジャッジによっても戦局は大きく変わります。

盤上に不確定な要素は存在しないですが、野球には不確定な要素が多く介入します。読みきった方に戦局が傾く将棋と違い、たとえ読みが当たっていい打球が打てたとしても相手の守備に阻まれたり、風に阻まれたり、、、

逆に打つ損じたはずなのに間に落ちてポテンヒットになったり、イレギュラーバウンドによってヒットななったり、太陽が味方をしてくれたり、、

その要因は様々です。

何十何百先の手を考える将棋とは違い、一二手先を読んで動き不確定要素に対応していくのが野球です。

不確定要素を含むケースを本気で読んだら、野球の方が考えることが増えますが、不確定な部分は最低限の準備で補い、常に相手の一手先を取ることがまず先決になります。

野球の不確定要素が起こす「予期せぬ」部分も野球の醍醐味として野球ファンに楽しまれ続ける一つの要因ではないのかなと思います。

ましてや自軍の飛車角の能力と相手の飛車角の能力も違いますから、たとえ能力で劣っていたとしても戦い方で勝率が変わるのも野球の面白いところですよね。

【野球がうまくなるには将棋を学ぶべき】7つの理由を解説  まとめ

いかがだったでしょうか?

最後に今回の記事をまとめます

ここにボックスタイトルを入力

  • 堅い守りは相手の攻撃手段を防ぐ
  • 超攻撃的な姿勢は守ることにもなる
  • 脇役が戦況を打開することもある
  • 自己犠牲が戦況を有利に進める
  • 主力の仕事ぶりが主導権を左右する
  • 特徴を生かすにはタイミングと場所が重要
  • 相手の思考を読む癖がつく

以上になります。

時には野球を将棋に置き換えてみるのも新しい発見に繋がるのでやってみて欲しいなと思います

最近では携帯アプリでも気軽に遊べますので、将棋未経験の方も野球脳を鍛える意味でも是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

自分自身がどの役割を担うべきかを理解した選手が多いチームが本当に強いチームです。

 

決して今は主役じゃなくともチームには欠かせない存在になれるでしょう。

ABOUT ME
部長
日本一3回、日本代表5回。世界と戦った経験や25年以上の野球人生で得たことを主に未来ある球児たちのために情報を発信していきます。また多くの野球人の悩みの解決や学びのきっかけになることをブログ運営の理念に掲げます。