戦術

【バントが上手くなる練習方法を公開】おすすめ上達法 5選

球児Aくん
球児Aくん

バントがどうしても苦手。。。

なんかいい方法ないかなぁ。。

 
 

バントがどうしても上手くならない、何かいい方法がないかと悩む選手は多いと思います。

正しい練習を数多くこなせば必ずできるようになりますので安心してください。

今回はJP侍が25年以上の野球人生で実践し、チーム内の「小技キング」の称号を欲しいままにしてきた経験から

これをやれば絶対上手くなる!!

そんな練習法を紹介します!

【結論】バントが上達する具体的な方法はこの「5つ」

バントが上達する具体的な方法 5選

  • バットの両端を持って膝でボールを捉えるバントのやり方を学ぶ
  • 後ろの腕の脇にタオルを挟んでバントする
  • 上の手を順手で持ってバントする
  • 狙った塁線に対して垂直にバットを構えてバントする
  • キャッチャーゴロを狙ってバントして見る
  • 以上の5つです。

    JP侍が長〜い二番打者生活を送ってきた経験から、

    バントを確率良く決める→いいリズムでクリーンアップにチャンスを供給する→点が入る→皆Happy

    このサイクルを作るために実際の練習で取り入れてきた練習法を紹介します^^

    文面での紹介なので、分かりにくい部分もあるかと思います。

    なるべく分かりやすく記述していこうと思いますので是非最後まで読んでいただき、参考にしていただけると嬉しいですし、効果を実感しやすい方法ですので、是非トライしてみてください。

    早速行ってみましょう。

    ① バットの両端を持って膝でボールを捉えるバントのやり方を学ぶ

    まず初めに、バットの両端を持って膝でボールを捉えるバントのやり方をについて説明していきたいと思います。
     
  • ホームベースをまたぐ
  • マウンドに対して正対する
  • バットの両端を持って、自分の目の高さに水平に持って構える(順手逆手問わず)
  • マウンド方向からトスを上げてもらう。距離は3m〜4m離れたところからで、トスの高さは顔からベルトの間まで(それより低いのは難しいです)
  • 膝を使って体の正面でボールをバットに当て、投手方向に返す。
  • 以上の5つの過程を1から順番に行います。

    ここで、「え?危なくない?」と思う方もいると思います。  

    はい。危ないです。^^笑

    バットにかすりもせず、投げられたボールが顔やお腹に当たるかもしれません。

    ですが安心してください。

    初めての試みでどうしても怖い。という方はキャッチャーの面やプロテクターを借りて行えば、恐怖心もだいぶ和らぎます。万が一、空振りしても面とプロテクターがあれば大丈夫です^^

    キャッチャーの面やプロテクターがない場合はスポンジボールを購入しましょう。スポンジボールでしたらより安全ですからね。おでこに当たっても何てことありません。

    いきなり実際のボールをトスしてもらう場合に「危ないから」と目とバットの距離が離れれば離れるほど危ないです。

    もちろん目をつむってしまっても危ないのは言うまでもないですね。

    何が言いたいのかと言いますと、この練習の目的は

    何とかしてバットにボールを当てようとしすぎて手だけで操作するとむしろ確率良くボールを捉えることが難しい事を体験することです。

    目とバットを近づけ、自分に向かってくるボールをバット越しに目で捉え、膝で調整すれば驚くほど確率よく弾き返す事が実感できます。

    それらの試みから徐々に慣れてきてから実際のボールを使っても遅くはありませんし、むしろスポンジボールを使っての練習だけでも十分な効果は期待できます。

    ちなみに③で説明した部分の(順手逆手問わず)と説明しましたが、方法としては

    「両手とも順手」「両手とも逆手」「片手は順手で片手は逆手」もオススメします。微妙に勝手が違って良い脳トレにもなりますよ^^

    重要なのは、「向かってくるボール」「水平に構えたバット」「目」これらが

    一直線になる事が大切です。一直線にしたままバットにボールを当てるには膝が何よりも重要になることも同時に実感できるはずです。

    ② 後ろの腕の脇にタオルを挟んでバントする

    後ろの腕の脇とは、右打者は右腕の脇、左打者は左腕の脇にタオルを挟んだまま目線とバットの高さを同じにして、バントの完了まで遂行する練習です。

    この練習の効果的な部分は、アウトコースのボールに対して腕で追いかけるのではなく、脇を軽く締めたたボールに体ごと入っていく感覚が養えます。

    アウトコースを手だけで追いかけると、目線とバットの位置が遠くに離れてしまいファールになる確率が高くなります、仮にしっかりとバットに当たったとしても、極端にバットの先端に当たってキャッチャーの目の前でボールが止まってしまい、ダブルプレーのリスクを高めます。

    この練習によって、アウトコースのボールに対してもバットと目の距離が変わらずに体ごとボールにコンタクトできると次のような副産物もあります。

    それは、ボールに入っていく事によってバント後の重心はホームベース寄りになります。これが何を意味するかお分かりでしょうか。

    キャッチャーの進路を図らずも防ぐ事になります。

    つまり、もし万が一キャッチャーの目の前で打球が止まってしまったとしても、打者としてはアウトコースに対してバントを行う上で自然な動きでホームベース上に体が残っているので、打者が壁となり、すぐにはボールの処理には迎えない事が起こります。

    勿論、意図的にキャッチャーの守備を妨害したり、あからさまにホームベース上に居座って妨害してはいけません。

    1死3塁でのスクイズの場面で、投球を外角に外して打者が飛びついた時、どこにいますか?

    自然とホームベース上ですよね。

    忘れてならないのは、相手のバッテリーは、アウトコースの球を手の操作だけでバントしてもらい、キャッチャーゴロになる事を期待しています。

    打者としてはそうならない為にこのような練習で対策をしておきたいところですね^^

    ③ 上の手を順手で持ってバントする

    つまりは、両方とも順手で普通にバントする訳ですね。

    これも違和感が非常にあると思いますが、あえて違和感を受け入れて取り組んでください。上の手を逆手に戻した時に、やり易さやストレスの少なさに気付けます。

    意外と皆さんバントの持ち方はこうでなければいけない!と固定観念をお持ちでしょうが、目的はランナーを進める事なので、その過程でこんな練習をしてみてもいいと僕は思います^^

    ハタから見たら、アイツのバットの持ち方おかしくね?何考えてんだか。。

    と思われても別にいいと思います。真剣に研究していけば、常識を疑うことも必要になりますから^^

    ④ 狙った塁線に対して垂直にバットを構えてバントする

    一塁側を狙った場合、一塁線に対して垂直にバットの角度をつけてやってみましょう。

    この時、注意しなければいけない点は、バットは必ず平行にしてください。無理にヘッドを立てて、塁線に対して垂直にバットを向けてバントして場合、最悪の場合ファールチップが自分の顔に当たります。

    サラリーマン太郎は身をもって実証済みです。笑

    平行にしておけば、物理上デットボールをバントしに行く以外は当たらないのでご安心を。

    ⑤ キャッチャーゴロを狙ってバントして見る

    これ、いっちばん難しいです。上級者編ですね。

    手の操作で、当たる瞬間の衝撃を吸収してみたり、思いっきり体に力を入れて固めてみたり、全身脱力して体を緩めてみたり、出来るだけバットの先端に当たるようにバットの持つ位置を変えてみたり。

    あくまでも練習なのでいろいろ試してみてください。

    「バント練習」というよりも「球遊び」に近い感覚で行うといいと思います^_^

    バントの質を自在にコントロールできるようになると、試合でのバントの場面は本当に余裕思って臨む事ができます。

    どの練習もそうですが、

    成功した時、なぜ成功したのか。

    失敗した時、なぜ失敗したのか。

    これらを分析するのは必須です。

    「じゃあ次はこうしてみよう」という考え方が生まれてくれば、

    自ずと自分に合った方法を見つけられるはずです。

    番外編:JP侍のやり方

    僕のやり方を少しだけ紹介します。

    「こすり入れる」

    です^^

    通常、バントしたボールは概ね順回転、フライになった場合は(逆回転)バックスピンがかかってますよね。

    僕の方法は、ボールが通過するところにバットを置いておくのではなく、発想としてはストライクゾーンを通過するボールに対してタイミングよくスピーディーに入っていき、ボールを横回転にする方法です。

    イメージしやすいのは、右打者の三塁側のセーフティーバントですね。

    タイミングよく走り出すのと同時にバットとボールが当たると、ボールの回転が横回転になることは想像しやすいですよね?^^

    ざっくりいうとあの回転を生み出すことを意識してます。

    この方法のメリットは、ボールとバットの直衝突を避け、摩擦により横回転を加えることで勢いのないバントをする事が可能です。(つまり守備側はゴロ処理に時間がかかる)

    仮に、打球の勢いがなさすぎてキャッチャー前のバントになったとしても

    先ほど紹介した②の現象が起きて、ランナーを進められる確率を高くすることができます。

    この「バントしたボールを横回転にする」は⑤の球遊びをしている時にでも、良ければついでにやって見てください^^

    バントした後のボールの回転を見れば、答えはボールが教えてくれますよ^^

    【意外と知らない】バントのおすすめ上達方法5選 まとめ

    いかがだったでしょうか。

    最後にもう一度、今回のまとめをしたいと思います。

  • バットの両端を持って膝でボールを捉えるバントのやり方を学ぶ
  • 後ろの腕の脇にタオルを挟んでバントする
  • 上の手を順手で持ってバントする
  • 狙った塁線に対して垂直にバットを構えてバントする
  • キャッチャーゴロを狙ってバントして見る
  • バントは、チームの打力が高くない場面や、相手の好投手で打つだけでは天につながらない場面、さらには一点取ればサヨナラの場面などで使用されます。

    プロ野球のように年間140試合以上戦う場合、効率よく点を取るにはバントは極力せずに打った方が得点の期待値が上がることは、昨今のデータ化の普及によって証明されています。

    しかし、一発勝負のトーナメントや短期決戦、好投手が相手になる試合などは、

    プロ野球選手といえども例外なくバントを使用します。

    近年、フライボール革命が野球界に新風をもたらしましたが、

    それでも尚バントという戦術はチームの勝利の確率を上げる大切な武器になりますので大切に取り組んでいただきたいと思います。

    本日は以上になります。

    ABOUT ME
    部長
    日本一3回、日本代表5回。世界と戦った経験や25年以上の野球人生で得たことを主に未来ある球児たちのために情報を発信していきます。また多くの野球人の悩みの解決や学びのきっかけになることをブログ運営の理念に掲げます。