バッティングで長いスランプから抜け出せない。。
みんなどんな方法でスランプ脱出してるのかな、、?
長いスランプは本当にしんどいよね。
今日は25年以上の野球生活で数々のスランプを乗り越えて来た僕が実際に取り組んで来た具体的な方法を解説します!
野球の世界では「バッティングは水物」と言われるほど、日単位や週単位、もっと言えばイニング単位で変動することもあります。
そんな不安定な結果をもたらすバッティングにおいてスランプに陥った時の自分なりの対策を持っている人とそうでない人では、選手としての価値に大きな差が出ることも事実です。
今回の記事では、スランプになりやすい人の特徴をいくつか紹介し、その後にスランプに陥った時の対処法を解説していきたいと思います。
というわけで、わたくし「部長」の簡単なプロフィールです。
- 6歳から野球を始める
- 体が小さく、非力で、挫折しまくる
- 生き残るために考え続け、人から学び、行動を変化し続ける
- 21歳で日本代表選出。世界と戦い、世の広さを知る。
- 計5回の日本代表を経験し。3度の日本一を達成。
- 共にプレーした仲間には球界最高投手やホームラン王も。
- しかし、プロの道は開かれず。。。現在はサラリーマンとして働く。
- プロへ進むものと進まざる者を見続けた経験を踏まえ、「上手くなりたい」「プロへ行きたい」そんな球児に自分の経験を伝え、夢を叶えるために努力する子供たちを応援するためにブログ開設
興味がある方は、部長の生い立ちを下記のリンクからどうぞ

それでは本題に行きましょう。.
バッティングはのめり込むほどスランプに陥りやすい
まず大前提として知っておいてほしい事は
バッティングにおけるスランプとなる原因は多岐に渡ります
心・技・体の変化による、微妙な違いから陥ります。
「あれ?なんかいつもと違う」

多くのスランプの入り口は、こんな事が多いです。
そして、その「なんか違う」原因を探すために、追及したり・のめりこむ程に陥りやすく長いトンネルになることを認識することが大切です。
「こんなはずでは。。。」
といった強いこだわりや、その原因を追究するために、より多くの時間を投下した人ほどスランプに苦しみます。
そしてそのように苦しんでいるのはあなただけではありません。野球人の多くが同じ悩みで苦しんでいます。
では、のめり込みやすくスランプに陥りやすい、又はスランプ脱出に時間がかかる人の具体的な特徴の紹介から行きましょう。
バッティングにおけるスランプになりやすい人の3つの特徴は以下の3パターン
ある程度、技術が成熟してくると誰にでも起こるものですが、その中でも以下のような方が特にスランプに陥り、かつ長期化する傾向にあります。
- 喜怒哀楽が激しい
- 打率を追いかける
- 完璧主義の弊害
さっそく1ずつ解説していきます。
スランプになりやすい人の特徴① 喜怒哀楽が激しい

打った打たないで感情が激しく動く選手は、少々の成績の低下で気力の低下を招きスランプに陥ることが多くなります。
心のブレから生じるスランプですね。
自分が感情に素直に向き合うタイプなのか、
俯瞰して自分の感情を捉えるタイプなのか、
あらかじめ知っておくだけでもスランプに陥った時に対処しやすくなるでしょう。
もちろん試合で活躍するために、毎日練習に励むわけですから、
結果が伴わないと、腹が立ったり、逆に

↑こんな感じになる気持ちも分かります。
しかし、結局のところ目の前の結果に対して、感情を表に出してしまうと
本当の原因が見えなくなります。
スランプになりやすい人の特徴② 打率を追いかける

試合をするごとに上下動する打率に意識を向けすぎる人は
数字にとらわれてしまい、決して調子は悪くないはずなのにスランプに陥るケースがあります。
この点はイチロー選手が公言していましたが、
増えたり減ったりする打率にそこまで興味がないというのは有名な話です。
それだったら
1つ1つ積み重ねることで確実に増えていく安打数に目を向ける方がよっぽどいい。
という考え方が参考になるのではないでしょうか。
3割打てば一流です。
この言葉がプレーヤーの心を揺さぶることもあります。
ちょうど打率が3割の状況で、ヒットが打てなくなり、2割台になってしまうと
そんな気持ちとは裏腹に、
次の打席で三振
焦りが焦りを呼んで冷静な判断が欠如し、ドツボにハマることは良くあります。
僕自身も2兆回くらい繰り返してきました。
打率は意識するなというのは難しいかもしれませんが、
打率のほかに、
安打数、出塁数、盗塁数のように積みあがる数字にも目を向けてみたり。
チャンスでヒットを打てた本数のほうがよっぽど価値があります。
打率という上下する数字に惑わされないように注意することが大切かと。
完璧主義の人
先ほどの話の続きになりますが、
バッティングは3割打てれば一流です。
残りの7割を上手に捨てられる人と、捨てられない人では精神的な負荷がずいぶん違います。
もちろん10割打つつもりで練習に励み、全部打つつもりで打席で勝負することが悪いと言っているわけではありません。
とは言え、あくまでスランプに陥りやすいかどうかの視点で考えると、
完璧主義の人ほどスランプに陥りやすくその期間も長かったりします。
打てなかった打席を「分析すること」と[引きずること」は全くの別物だと認識すべきということです。
試合に出続けている人ほどこの考え方は重要だと思います。
僕の経験上一番辛いことはスランプそのものでありません。
自他共に認める絶賛スランプ中にもかかわらず、試合に出され続けることです。
これは、
と思う方もいるかと思いますが、少し話を聞いてください。
これは、僕の経験談ですが、
スランプでもグランドに立つって、なにものにも変えがたい苦悩や葛藤を感じます。
どうする事もできない。
完全に行き詰った。
そんな感情のまま、プレーするのは「楽しかった野球」から完全に逸脱した
僕にとってはまさに、新しい世界。NEXTステージでした。
しかし、逃げずにそれを乗り越えてこそ強くなるものなので必死にもがいてやりましょう。
続けてりゃ誰にでもある
それくらいのマインドで十分で、「こっからどうすっか」に重点を置いて取り組みましょう。
それでは次に具体的な方法について紹介と解説をして行きます^^
バッティングにおける具体的な脱出方法 4選
ではここからは
「水物」と言われているバッティングと25年以上もお付き合いし続けてきた僕が取り組んできた具体的な方法を解説して行きます。
スランプの具体的な脱出方法① 『いい時の映像を見る』
目の前の結果に振り回されて、現状をどう打破するかに意識が行きがちになる気持ちは痛いほどわかりますが、
前に進むために一旦、過去に目を向けて、よかった時の打席の映像を見ることをお勧めします。
打った時のイメージや記憶を辿ることは非常に難しいです。
なぜならそのイメージが持てていたらこんなに苦労してねぇわ!と僕は思うタチだからです。笑
いいイメージが湧かずに打席に入るから結果的に悪い結果を引っ張ってくることは野球経験者あるあるです。
いい時の打席を映像で振り返り、この時の自分は打席で何を根拠にどの球を待っていたのかをフィードバックしましょう。
その有効な手段としてチャート表があるのでこの方法は後日また記事に起こしたいと思いますので、是非是非ご一読いただければと。
結果がいい時は意外とシンプルなことを考えて相手ピッチャーと対峙していることがわかります。
ダメな時ほどゴチャゴチャいろんなことを考えてしまうのはスランプの典型ですが、
映像やチャートを見て、当時考えていたことを思い出し、
今よりも更にやるべきことを「簡素化(シンプルに)すると良い方向に向くことがあります。
スランプの具体的な脱出方法② 『バント練習をする』

スランプ脱出のためにバントになんの意味があるの?
と思う方も多いと思います。
実はバント練習は打撃改善の有効な手段になることをご存知でしたでしょうか。バント練習で得られる打撃のスランプ脱出へ及ぼす影響は以下の通りです。
バッティングもバントもタイミングが重要
打つための準備とバントするための準備に共通点を見つけやすいことが大きなメリットです。
投球に対して早めにタイミングを取ることが、成功率に大きな影響があります。
その「始動」文字通り動き始めを意識することで「余裕を持ってボールを見る時間を確保する」体験をバントから積み上げる。
結構効果ありました。
バントはボールにバットが当たるポイントの確認ができる
当たる瞬間にどうしても打った後の打球の行方を気にして最後までボールを見れずに結果的にミスショットになることがスランプの一因になることがあります。
そんな時はバント練習で、当たる場所のポイントを最後まで確認する習慣をつけることでいい打球を打つ確率を上げる方法として実践して見てください。
バントで成功体験を積み重ねる
単純にバントの成功率の方がヒットを打つより確率は高いです。
まぁ当たり前ですが。
「あぁこうするとボールが見やすい」とか
「外角はこうバットを出すとちゃんと当たるのかぁ」
なんていう感覚的な部分を修正しやすいです。
バッティング練習はパワーの出力が高いので集中力を維持して球数をこなすことは大変ですが、
バント練習は出力自体は小さいので上記で述べたタイミングやポイントの確認の反復練習がたくさんできるメリットもあります。
以上がスランプを脱出にバント練習が役立つ理由です。
スランプの具体的な脱出方法④ 『逆打席で打つ』
皆さんバッティングセンターでたまにやったりしませんでしたか?
逆打席でバッティング

この方法は、当たり前ですが
両打ちの人でもない限りめっちゃ打ちにくいっす!
しかし、敢えて逆で打って行きましょう!
いいリフレッシュにもなります。
上手に芯に当たらないので、手が痺れるのはご愛嬌。
しばらく続けた後に元の打席で打って見ましょう。
何か新しい発見があるかもしれませんよ^^
あんまりやってる人はいませんが実際に練習に取り入れている僕が断言します。
自分がいつも打ってる打席って「やっぱり打ちやす〜〜〜!」ということが再確認できます。
片方の捻転動作に偏りがちな野球ですが、たまにはいつもと違う動きを取り入れて体のバランスを整える効果も期待できますので一石二鳥ですね^^
眼球運動も一定方向ばかりではなく、反対の動きをすることでビジョントレーニングにもつながるのでオススメです^^
スランプの具体的な脱出方法⑤ 『ウエイトトレーニングで体を締める』

筋力自体が衰えてスイングスピードの低下が招くスランプも起こり得ます。
バットをバーベルに持ち替えて、全身の筋肉に刺激を入れなおすのも有効な手段です。
普段からウエイトトレーニングを取り入れている選手は、いつもと違うメニューにするだけでも体に与える効果は違いますので参考までに^^
あとはスタビリティトレーニングで体幹の安定感の向上を図ることも効果的ですね^^
日常生活で知らず知らずに姿勢が悪くなり、腹圧が落ちて骨盤が歪んでしまい、最終的に野球の動作に悪影響を及ぼすこともしばしばです。
スタビリティートレーニングでコア(体幹)の安定感を増し、いい姿勢をキープすることが復調への鍵になる場合もあります。
スランプの具体的な脱出方法 【番外編】
番外編で。こんな人もいましたシリーズを紹介します。
こちらも参考までに興味がある方のみ取り入れて見てください!
スランプ期間に猛烈な守備練習をする人
体にキレが戻るんよ〜〜〜^^
って言いながらバッティングの状態を宣言通りバッチリ戻したのに
試合でエラーしまくるおもろい人がいました
黙々とポール間を走るよりも、やっぱり野球人はボールを追いかけていた方が楽しいはずです。
現にプロ野球選手と毎年冬の期間に一緒にトレーニングをするのですが、
投手も積極的に内野や外野で、アメリカンノックを取り入れて下半身に張りを出させたり強化に努めている選手が非常にが多いんです。
一旦ットを持つのやめてみる。
バットが俺に振り向いてくれへん!!俺はこんなに好きやのに!!
かくなる上はツンデレ作戦や!!
ということで、
バッティングのことを考えすぎてバッティングに冷たい態度を取られるなら一旦距離をとって向こうから歩み寄らせる作戦です。
振れば振るほど訳がわからなくなる瞬間ってあると思います。
練習熱心な人ほどとても勇気がいる行動ですが「思い切ってバットを握ることをやめてみる」というのも一つの方法だと僕は経験上言えるんじゃないかと。
ただその不振に真正面から立ち向かって乗り越えた方が個人的には確固たる自信を築き上げる意味では大切かなとは思いますけども
まあ、あくまでこれらは番外編の一例で、もしかしたら困ってる人の助けになる可能性もあるということで紹介しました。
バッティングにおけるスランプになりやすい人の3つの特徴と具体的な脱出法 4選 【まとめ】
いかがだったでしょうか。
今回はバッティングにおいてスランプに陥った場合の対処法スランプになりやすい人の特徴を解説して見ました。もう一度確認します。
- 喜怒哀楽が激しい人
- 打率を追いかける人
- 完璧主義の人
それを踏まえた上で以下の4つの具体的な脱出方法を紹介しました。
- いい時の映像を見る
- バント練習をする
- 逆打席でバッティング練習する
- ウエイトトレーニングをして体を締め直す
これらの方法をまだ取り入れてないよーという選手は一度試して見る価値はあると思います^^
大切なので改めて伝えますが
スランプの大部分はのめり込み過ぎによる体力の低下もしくは投下した時間や労力に結果が伴わないことへの気力の低下に起因することがほとんどです。
自分が今どちらの影響でスランプに陥っているのか、またその両方なのかを冷静に判断して対策を考えて行きましょう。
今は状態が悪くても大丈夫!あの手この手で悩みながらスランプを脱出した経験は必ずあなたを強くします。
最後に総括すると、
昔、大スランプに陥っていたチームメイトの池田君って男の
生涯打率は2分5厘で
あだ名は
青函トンネル
でした。
以上です。